呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

播州一献 純米吟醸 「ののさん」

2021-01-31 | お酒
今回の一本は播州一献
播州一献 純米吟醸 「ののさん」です。





すっかり飲んだ気になっていたお酒でした。
播州一献は兵庫県の山陽盃酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.sanyouhai.com/index.htm


開封。
僅かに吟醸香風の香りがあるように感じます。
ただフルーティーさは無いですね。
どことなく酸味を彷彿させる感があります。
色はとても薄い黄色です。

では頂きます。
ほう、甘酸っぱいけど甘すぎない。
酸っぱいけど酸味が残らない。
前にも別のお酒で書いた気がするのですが上あご
だけに風味が広がって舌に残りません。
とてもやさしい甘味でしつこさが無いです。
開封時の香りの控えめさとは裏腹のとても華やかな
味です。

先入観で辛口だと思っていただけに味のギャップは
大きいですね。

初日のおつまみは高級魚と化しそうなサンマの缶詰。
今回は辛口であろうと予想しての魚でしたが軽やかな
甘いお酒に合うんでしょうか。
うーん、日本酒なので魚との相性は大変良いのですが
缶詰の甘いタレにお酒の繊細な甘さが消されてしまいます。
タレは結構強い味ですからね。
今回は選択ミスです。



さて二日目
単体で飲むと少し甘さが際立ったようにも感じます。
ただそれでも強くなく食べ物と一緒に飲むとかなり
地味になります。

二日目のおつまみは唐揚げ。
お酒が勝てる気がしない。
初日のタレほどではありませんがお酒の良さが薄れますね。
今回のお酒は単体で飲むのが良さそうです。



名前は良く見かけるけど飲んでいなかったシリーズの
一本でした。
なるほど良く見るという事はそれだけ人気という証拠
でもありますね。確かに美味しいお酒でした。
もう一回別の銘柄を飲んで美味しかったらお気に入りに
入れようかな。

他の播州一献シリーズも似た傾向の味なのでしょうか?
名前が硬く、濃そうなイメージが先行している気がします。
コンビニでも売られている『澪』のように軽く繊細な感じの
名前にして、瓶も細めの小洒落た感じの銘柄も作ると女性
受けが良くなる気もします。

町の飲み屋でおっちゃんが飲むイメージでは無いですね。
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特別純米 福小町

2021-01-24 | お酒
今回は寒い時期に飲んでいる気がするお酒。
特別純米 福小町です。





福小町は秋田県の株式会社 木村酒造さんのお酒です。
http://www.fukukomachi.com/


開封
強くはないですが柔らかく香ります。
ほんのりとフルーティーさがありますね。
色は大分薄い黄色です。少し緑っぽい感じも受けます。

では頂きます。
口に含んだ瞬間は甘いのですがそれと同時に
苦みが舌の上に乗ります。
強すぎるという程の苦さではないのですがしっかりと
存在感があり暫く舌に残ります。

香りは開封時に感じたのよりも更に僅かに。
鼻から香りを抜くと少しツンツンとした刺激があります。
それでも単に『日本酒』とだけ書かれているようなお酒の
キツさではなく、子犬に甘噛みされている程度です。
お酒自体に少し粘度を感じますね。

初日のおつまみはえんどう豆のスナック菓子。
うーん。勝ち負け無しな淡々としたお酒です。
もう少し寄り添おうよ と思ってしまいます。


さて二日目
相変わらず残る苦みはあるのですがどちらかというと
辛さに変わった感じ。しかも慣れたのか初日よりも気に
なりません。
個人的には二日目の方が好みですね。

二日目のおつまみは肉じゃが
うーん。甘さは少し引き立てられますが合うという程
でもなく。あまりつまみに寄り添う感じが無いようです。



福小町は優しく甘い というイメージがありましたので
存在感のある苦みはこういうのもあるのかと意外でした。
ただ今までのイメージを覆す程ではなく、根は良い子が
反抗期でちょっと拗ねてる そんな感じです。
これはこれでありですね。
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姿 純米吟醸 無濾過生生原酒 中取り

2021-01-17 | お酒
今回は2020年夏に飲んで以来の姿。
姿 純米吟醸 無濾過生原酒 中取りです。





姿は栃木県の飯沼銘醸株式会社さんのお酒です。
https://www.iinumameijo.com/

酒屋にて姿が売られており、どうしようかなーと
見送ろうと思っていた所に『中取り』の文字が!
これは飲むしかないでしょう。
先に結果から書くと買って良かったです。


開封
とても良い吟醸香が漂います。
色は僅かに黄色です。

では頂きます。
ほう、甘酸っぱい。
しっかりと甘さと酸味があるのですが
強くもしつこくも無い優しい味です。

後味に極々少量の苦みと麹のような香りが
僅かにありますがアクセントにもならない感じ。
隠し味という言い方は変ですがそんなレベルです。
開封時に感じた華やかな香りが鼻に抜けるのも
良いですね。

お酒自体は少しだけ粘度があるように感じます。
それでも舌には残りませんので後味はすっきりです。


初日のおつまみはおつまみカニカマ。
からしマヨネーズ風味です。
カニのようでカニではない何か なカニカマですが
中々悪くない。甘いお酒ですが邪魔をしないですね。


さて二日目
極々少量の苦みが極少量になった感じです。
まだまだ僅かなので嫌味までは到底届きません。
心なしか初日よりも酸味がまろやかになったかも。
全体的には初日と変わらず優しくほんのり甘いお酒です。

二日目のおつまみは嫌がらせに近いスモークタンレモン風味
ふむ、獣臭さが緩和されますがお酒の甘さが強調されます。
思ったよりも全然良いですがもう少し甘くなかったら
もっと良かったかなという感じ。
肉にオレンジソースとかパイナップル入りの酢豚を許容
出来るのであれば良い感じに捉えられるかもしれません。



前の姿(赤)の時にお気に入りにいれましたが
間違いではなかったですね。
今回の姿も大変美味しかったです。
中取りが効いていたのかも?

甘めのお酒が飲みたいけど甘すぎるのはちょっとという時に
お勧めです。
前も書きましたが甘いお酒が好きな人は飲んでおくべきです。
柔らかく甘く、つまみの邪魔もしにくい安心できる一本です。
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特別純米 香露

2021-01-10 | お酒
今回は熊本のお酒

特別純米 香露です。




香露は熊本県の株式会社 熊本県酒造研究所さんのお酒です。
http://www.kumamoto-sake.com/


開封
しっかり醸した感のある香りがします。
もう少ししつこくなると老香になってしまいますが
今のところは大丈夫な感じ。
色は結構な黄色です。

では頂きます。
濃いっ。開封時に感じた醸した感のあるアルコールの
香りが鼻に抜けます。全体的な味の傾向は甘めですが
独特の生薬のような味がありますね。
400円程度の健康ドリンクのような風味です。

常温以上の温かめで飲んでほしいとありましたが
今回も冷やです。そういえば大分前に飲んだ大七も
燗向けのお酒でしたが傾向は似ております。
ただ今回のお酒はそこまできつく無くちょっと独特だね
という程度です。

初日のおつまみは唐揚げ。
甘めのお酒ですがそれほど違和感が無いです。
フルーティーでは無いのが良いのかもしれません。
揚げ物に甘酢餡という感じを彷彿させます。


さて二日目
慣れたせいか生薬風の香りが弱くなったようにも思えます。
それでも独特の風味の存在感は強いです。

二日目のおつまみは缶詰のサバの味噌煮。
ほうほう、甘めの味噌味に辛口では無く甘めのお酒でしたが
悪くないどころか良く合います。
お酒の独特の香りも気にならなくなり、味噌煮単体で
食べるよりもお酒ありの方が断然美味しいです。
これは良い組み合わせ。

次いでのおつまみは海鮮丼。マグロとサーモンです。
うーん、これは合いませんね。刺身の味は淡白なので
お酒の香りが強く出てきてしまいます。
甘めの濃い味の料理が良いのかもしれません。


うちで飲むお酒は甘くフルーティーな物が多いのですが
今回の一本は甘いながら濃く太い味わいでした。
単体で飲むのはちょっとクセが気になりますが、もしかすると
推奨の飲み方であるぬる燗であればもっと趣のある風味に
化けるのかもしれません。
濃い味の甘さが気にならない料理限定だと栄えそうですね。
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HaTrans. 鳩正宗 大吟醸酒

2021-01-03 | お酒
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、2021年一発目も大吟醸でいきますよ。




HaTrans. 鳩正宗 大吟醸酒です。
華吹雪、華想い、山田錦の三種の酒造米をブレンドした大吟醸だそうです。

HaTrans.は青森県の鳩正宗株式会社さんのお酒です。
https://www.hatomasa.jp/


開封
然程強くはないですが吟醸香があります。
どことなく酸味を彷彿させる感じがしますがどうでしょう?
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の黄色です。

では頂きます。
ふむ、開封時に感じた通り一番強いのは酸味です。
ただあくまでも主張の強さが一番なだけで酸っぱすぎるという感は
ありません。ほぼ並走して苦みがありますがこちらもほんのり。
鼻から香りを抜くと米っぽい風味が抜けます。これはこれでありですね。
全体的な味の傾向は辛口です。


初日のおつまみは松前漬け。正月なのでカズノコ入りです。
松前漬けは少々つまむ程度でバクバク食べるものでは無いよねと
思っておりました。
それが今回のお酒と合わせると進む進む。どんぶりいっぱいの
松前漬けでもいけそうです。
つまみが酒を減らすのか、はたまたお酒がつまみを減らすのか。
とてもとても良い組み合わせのつまみです。


今回は変則で初日で終了。
お酒単体での美味しさでいうと甲子、風が吹くには及ばない感じです。
ただし今回は援軍なのか本体なのか分からないおつまみと合わせる事で
それはそれは破壊力の大きい旨味を味わえました。
こういうのも良いですね。

まだまだ見知らぬ日本酒は多いので2021年も変わったお酒を飲んで
いきたいですね。

2021年もよろしくお願いいたします。
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