呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

手取川 純米 無濾過生原酒12%

2021-08-29 | お酒
今回の一本は手取川
手取川 純米 無濾過生原酒12%です。





How about drinking at twilight?
黄昏時に一杯いかがですか?
という副題?が付いております。

手取川は石川県の株式会社 吉田酒造店さんのお酒です。
https://tedorigawa.com/

珍しく原酒でありながらアルコール度数は12度と低め

開封
淡い感じの吟醸香があります。強くはないです。
色は僅かに黄色で注いだだけだと白ワインにも
見えます。

では頂きます。
おー甘い。
香りからほのかに甘い程度と予想をして口に含みましたが
とても甘いです。
瞬間的な甘さだと以前飲んだ寒菊のBeyond X並です。
ただ今回のお酒の方が消えるのが早くやはり同じように
ベタベタした感じが残りません。
軽く感じるのはアルコール度数の違いかもしれませんね。

あと異なるのは後口に存在感のある苦みが残ります。
ただ強くないのでこれはこれでありです。

初日のおつまみはサバのおろしポン酢
甘いお酒ですがどうでしょう?
生臭さを甘味が覆い隠しますがサラッと甘さが消えるので
思いの外悪くないです。
で、後口の苦みがしっかり残るので良い余韻です。


さて二日目。
直前までフルーツジュースを飲んでいたせいか若干
甘さが柔らかくなったようにも感じます。
まーそれでも結構な甘さですけどね。

二日目のおつまみは牛タンスティック。
うーん、甘いお酒に獣臭さはちょっと合いません。



久しぶりの手取川でした。
甘口であろうとは思っておりましたが予想に反してかなり
甘さの強いお酒でビックリでした。
ただこれはこれで美味しいお酒でしたので良かったです。

今回のお酒は標準的な日本酒のアルコール度数15度を下回って
おりますが飲んだ感じでは分からないですね。
どことなく飲みやすさもありますので12度でも良いかも。

ただ低いとはいえ世間で強いと言われているストロング~な
酎ハイで9度ですから弱い訳ではありません。
うっかり飲み過ぎに注意しましょう。
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山廃 純米酒 車坂

2021-08-22 | お酒
先日飲んだお酒の一覧をまとめていたら気付きました。
和歌山のお酒ってKIDと黒牛だけだなーと。

そんな訳で今回は和歌山県のお酒





山廃 純米酒 車坂 です。

車坂は和歌山県の株式会社 吉村秀雄商店さんのお酒です。
https://nihonsyu-nihonjyou.co.jp/


開封
シッカリ醸した感のあるような香りがします。
山廃のワイルドさと酸味を混ぜたような感じを
受けます。
色はパッと見でも分かるくらいの黄色です。

では頂きます。
開封時に感じた醸した感があり、麹の香りをまとった
風味が口腔内に広がります。
強い風味が来た!と構えますがその後は案外穏やか。
比較的強いのは柔らかな甘さでいつものフレッシュな
生酒とは異なり多めの旨味があります。
アミノ酸値が高いのかもしれません。

後口には強くはないですが案外残る苦みがあります。
これはこれで味を締めてくれるので良いですね。
とても食事に合いそうな感じのお酒です。

初日のおつまみはから〇げくん。
まろやか粒マスタード&ケチャップ味という奴。
フランクフルト等を食べる時はケチャップとマスタードを
山ほどかける方なのでこの味は好きですね。

単体でも美味しいですがお酒と合わせると最高です。
ケチャップの酸味とお酒の甘味が合うのでしょうか
トマトの香りが口に広がるのが幸せです。
これは良い組み合わせです。

次いで週末定番の海鮮丼。
うーん。
生臭さを消すのは毎度の事で旨味も出るのですが
前の〇らあげくんとの相性が良すぎて霞みます。
こういう事もあるのか。


さて二日目。
慣れたのか少しクセのある香りは薄くなったように感じます。
味は甘味と同量の酸味が出てきました。
また後口の苦みの存在感も強くなってきました。

二日目のおつまみはモツ煮。
この暑いのに熱いものを食べなくても良いのですが、冬の
アイスと一緒で涼しい部屋でモツ煮も中々いけるものです。

臭み取りの下処理はしっかりとしてあるものの獣臭さはどう
しても残るモツ煮ですがお酒と合わせるとスカッと消えます。
若干お酒の方が強い感もありますね。



もしかすると久しぶりの山廃かも?なお酒でした。
ついでにアミノ酸が強いお酒も久しぶりかもしれません。
全体的な話でいうと速醸系の軽く鮮やかなお酒が好きですが
今回のように芯の通った旨味のあるお酒も良いですね。

忘れていましたが今回のお酒はひやおろし(秋あがり)でした。
なるほど言われてみれば口当たりは柔らかな感じもします。
このお酒、しぼりたてとかだと結構なパンチ力があるかも
しれません。
個人的にはひやおろしで丁度良い感じです。
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百春 純米吟醸 直汲 生原酒無濾過

2021-08-15 | お酒
今回は百春 純米吟醸 直汲 生原酒無濾過





百春は岐阜県の株式会社小坂酒造場さんのお酒です。
https://www.kuramoto-kosaka.com/

何か岐阜のお酒って久しぶりでは?
とか思って買いましたが6月末に恵那山を飲んでましたね。
まー百春は初めての銘柄なので良いのです。


開封
ふむ、なかなか良い吟醸香があります。
どことなく酸味とシャープさを彷彿とさせますね。
色はレモンの果汁と言われれば納得出来る程度の
黄色さがあります。

では頂きます。
とても甘酸っぱい。
夏酒との事ですが雰囲気は春酒のようなフレッシュさが
あり、舌に炭酸っぽい刺激があるようにも思えます。
お酒自体は極々少量の粘度を感じますがキレが良いので
後味はスッキリですね。

日本酒度は±0ですがグレープフルーツ風の苦みが
あり数値よりは辛く感じます。
それでも全体的には甘酸っぱさが勝りますので
飲みやすくなっています。

お酒を口に含んで香りを鼻から抜くと麹風の風味が
漂います。これも然程クセが強くないのでアクセントですね。

途中まで飲み進めて思ったのは栄光冨士のShootingStarの
甘さと酸味を控えめにするとこのお酒に近いかも?
まー実際に飲み比べたら案外違うとかなりそうですけど。

初日のおつまみはポテトチップス梅味。
どちらかというと甘めのお酒ですが梅の酸味と合います。
お酒の味が分からないので適当に選びましたが今回の選択は
当たりでしたね。


さて二日目
甘酸っぱさは変わらず。苦みの主張が強くなった感じがします。
また鼻に抜ける麹風の香りも濃く感じますね。
それでも消えるのが早いのでスッキリさは健在です。

二日目のおつまみは連日のスナック菓子、じゃ〇りこ。
鶏皮味らしいのですが良く分かりません。
昨日の梅味のポテトチップスは良かったですが今回はそれほど
マッチしませんね。まー普通です。



今回の一本は飲んだことの無いという一点での銘柄買いでした。
ラベルの背面を見ていなかったのでもしかすると辛口かも
しれないと飲み始めましたが、良い意味で裏切られました。
スカッと抜けてキリリと締まる辛口かと思いきや、華やかな
小春日和のような心地よさはビックリです。

夏酒と一緒に並べられると夏酒かね?と疑問が出る風味ですが
その味自体は大変良く枠に嵌めなければ全然ありなお酒です。



※蛇足
うちで今まで飲んだお酒の一覧を作成しました。
トップにリンクがありますので良ければご覧ください。

各酒造様のリンクを新規に張り直してあります。
いくつか変わっていた所もありますので記事よりも新しい
物となっております。

手作業で入力しましたのでモレや間違いがあるかもしれません。
お気づきの際はツッコミを入れて頂けると嬉しいです。
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純米 墨廼江 大辛口

2021-08-08 | お酒
今回は一年ぶりくらいの墨廼江。
大辛口とありますので辛口ですね。





墨廼江は宮城県の墨廼江酒造株式会社さんのお酒です。

開封
フルーティーさとも麹っぽさとも違う日本酒らしい
香りがあります。どことなく酸味を彷彿とさせるのは
大辛口とある通りでしょうか?

色はほんのり黄色です。


では頂きます。
すっっぱ。抜けるような酸味が飛び込んできます。
季節的にはそろそろひやおろしが登場しそうな感じですが
夏酒の爽やかさがあるお酒ですね。
後口に派手さは無いもののシッカリと残る苦みがあります。
なるほど大辛口と謡うだけの事はあります。

初日のおつまみはカレーせんべい。
カレーの香辛料の香りはクセのある食べ物でもかなりの率で
覆い隠すとても強い風味です。
が、今回のお酒も負けてはいません。
食べ物に負けていないのはもちろんの事、酸味と苦みが
カレーを上回ります。
今回はせんべいでしたがタンドリーチキンのようなもっと
強い相手でも普通に対峙出来る気がします。

次いでのおつまみは夏の定番冷奴。
元々淡白な味なので張り合えるとは思っていません。
ほうほう。薬味のおろしショウガと相まってお酒が美味しい。
ただまだちょっと弱い感じがあるので紅ショウガの天ぷら
とか合うかもしれません。


さて二日目。
酸味の角が取れた感じがありますが、全体的な風味は
濃くなったようです。

二日目のおつまみはサバのおろしポン酢。
まずサバから。うーん、美味しいですがクセはありますね。
ではサバの後にお酒を追加します。
何食わぬ顔でサラリと上書きです。
なかなかに強力なお酒です。


ここ最近、辛口が多い気がしますね。
狙った訳ではないのですが。

直近の春鹿、祐村と比較しても今回の墨廼江は強く感じました。
単体だと多少苦みがあるもののスマートなのですが、相手
(つまみ)があるといきなりマウントポジションをとって
ボコボコ殴りだすそんな牙のあるお酒です。
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祐村

2021-08-01 | お酒
取って置き第三弾。
これで弾切れなので来週分を探さねば。

そんな訳で今回のお酒は





村…では無いのに思わず『む』から始めそうに
なるお酒で、造っている酒造も村祐酒造さん
だったりするのですが品名は『祐村』。
という訳で今回は祐村です。
祐村は新潟県の村祐酒造株式会社さんのお酒です。

ググるとどうやら甘めな傾向にある村祐とは反対に
辛口方向で攻めているお酒なので祐村だとか。

予め味の傾向が分かっているのは安心半分、未知への
チャレンジ感が薄まって残念さが半分ですね。


開封
ふむ。しっかり醸した感のある香りを
薄めたような感じがありますね。
また酸味を感じさせる風でもあります。

では頂きます。
ほうほう。辛口と言われれば辛口ですが、
どちらかというと甘くないという方に近い
味です。
甘酸っぱいお酒から甘さを抜いたとでも
言いましょうか。
強めなのは酸味ですが、その酸味も然程強くなく
柔らか。

前の九平次の時にほんのり風味のある水のよう
と書きましたが、あれよりも苦みが薄く酸味が
強いといった感じ。
レモンでは無いけど柑橘系の風味のついた水な
感じがありますね。

あと水と明らかに異なるのは開封時に感じた
醸した感のある香りが口に含んだ瞬間にスッと
鼻に抜けます。
ただしつこくなくすぐに消えるので存在だけを
示しているようです。

初日のおつまみは辛口と分かっていたので
定番の海鮮丼。マグロばっかり。
むむ!このお酒、化けます。
海鮮丼と合わせると辛さが増えますね。



さて二日目
全体的に丸くなった感じです。
酸味もトゲが取れたようで良い感じですが
辛口感は少し弱くなっているかも。
飲みやすさでいうと二日目の方が良いですね。

二日目のおつまみは鶏鍋。夏ですが良いんです。
悪くは無いですが合ってるとも言えず。
柔らかい味わいのお酒ですが鍋と合わせると
お酒の味が目立ちます。
物腰は柔らかいですが芯は強いです。



いつもとは趣の異なる祐村でした。
風味も悪くなく飲みやすい辛口のお酒です。
ただなぜか飲み進めるといつもの村祐が飲みたく
なる不思議な感じ。
極端な辛さはなく随所に村祐っぽさを感じられる
そんなお酒でした。
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