殺人捜査線
コロンビア
コロンビア・ピクチャーズ
THE LINEUP
コロンビア・ピクチャーズ
イーライ・ウォラック
ロバート・キース
リチャード・ジャッケル
メアリー・ラロシュ
ウィリアム・レスリー
エミール・メイヤー
マーシャル・リード
レイモンド・ベイリー
ヴォーン・テイラー
ワーナー・アンダーソン
協力
SFPD サンフランシスコ市警察
脚本
スターリング・シリファント
撮影
ハル・モーア
編集
アル・クラーク
音楽
ミッシャ・アルカイバコフ
製作
ハイメ・デル・ヴァル
監督
ドン・シーゲル
サンフランシスコの港で男が鞄を盗まれる。
鞄を盗んだポーターはタクシーに鞄を投げ入れ、タクシーは猛スピードで逃走する。
タクシーは制止しようとする警官を撥ねるが、警官が発砲、タクシーの運転手に命中し激突して止まる。
鞄を盗まれた男は香港で土産物を買っていた。
その土産物にはヘロインが仕組まれていた。
アジアからの帰還者の土産物にヘロインを仕組み、それを奪うのが組織のやり口だった。
3組のアジアからの帰還者がいた。
殺し屋がマイアミからユナイテッド航空に乗ってやってきた。
ヘロイン入り土産物を奪う為である。
イーライ・ウォラックが非情な殺し屋を熱演。
イーライ・ウォラックはユル・ブリンナー、スティーヴ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ヴォーンが出演した『荒野の七人』の悪役で有名である。
監督はドン・シーゲル。
ドン・シーゲルはNYが舞台のユニヴァーサル・ピクチャーズ『刑事マディガン』を撮った直後、同じくユニヴァーサル・ピクチャーズでNYが舞台の『ニューヨーク無宿』を監督、主演のクリント・イーストウッドと関係を作る。
ワーナーブラザースでクリント・イーストウッド主演の『ダーティ・ハリー』を監督、クリント・イーストウッドの師匠みたいになる。
ドン・シーゲルの遺作『アルカトラズからの脱出』もクリント・イーストウッドになった。
リチャード・ジャッケルはその後、ロバート・アルドリッチ監督と関係を深め、ロバート・アルドリッチ監督作品の常連となる。
ロバート・アルドリッチ監督作品以外も出演作多数のバイプレイヤーとなる。
脚本のスターリング・シリファントは超大作『ポセイドン・アドベンチャー』、20世紀FОXとワーナーブラザースが前代未聞の共同制作したスーパー大作『タワーリング・インフェルノ』を任されるなど超大物脚本家となる。
スターリング・シリファントは『燃えよドラゴン!』で世界的ブームを巻き起こしたブルース・リーからマーシャル・アーツを習い、忍者が出てくる『キラー・エリート』も書いてしまう。
サンフランシスコ市警察SFPDのパトカーのカラーリングはすでに今と同じである。
サンフランシスコ市警察SFPD全面協力作品である。