梅田にある東宝の北野劇場で鑑賞。
マイケル・マン・カンパニー「クライム・ストーリー」で人気が出た
ビル・スミトロヴィッチはアメリカでは主要キャストであったが
日本のパンフレットでは顔写真も俳優紹介もなかった。
アメリカ空軍に協力を頼んだが拒否された。アメリカ海兵隊は協力した。
ウィル・スミス演じるヒラー大尉は海兵隊のF/A-18ホーネット戦闘攻撃機のパイロットだが、
宇宙飛行士に憧れていて宇宙飛行士試験を受けまくっているが落ちまくっている。
しかしヒラー大尉は名誉職である宇宙飛行士になりたいのに子連れストリッパーと結婚しようとするなど
覚悟や信念の無いブレた人生を送っており宇宙飛行士試験に落ちまくるのも当然で、
さらに原因も自覚できない人間で、こういう人間は他人のせいにしがちなので、
その後の人生は失敗する可能性が高く、ハッピーエンドも儚い。
統合参謀本部議長グレイ海兵隊大将を演じるロバート・ロッジアはかなりのベテランで昔から老けていて軍人を演じるには高齢過ぎるんじゃないかと思ったが、まだ66歳で微妙な高齢だった。
ジェフ・ゴールドブラムはこの映画で科学者イメージを持たれたので、京都の半導体メーカー・ロームのイメージキャラクターに抜擢された。
ランディ・クエイドは落ちぶれたアル中で世間からバカにされる役だったが、リアルに見える不幸を背負っている。
「出口」と書かれた看板がある所でアジア系の俳優が下手糞な日本語をしゃべるので劇場で観客が爆笑した。
パンフレットに役名と俳優も英語で書かれていたが、あまりにも雑魚なので名前は忘れた。
テレビでの放送では日本の声優が吹き替えて普通の日本語にしていた。
イラクの砂漠にある基地にイスラエル航空宇宙軍の戦闘機が退避しているシーンがあるが、アメリカの砂漠で撮っている。
ゲイやオタクはイロモノ扱いで殺されるので現在なら批判される。
この映画までは白人のウィリアム・スミスがウィル・スミスとしても認知されていたが、
この時期くらいからウィル・スミスと言えば黒人の方となっていった。