色々な行事がある中で
田舎では、お盆は、
お正月、お祭と並ぶ三大行事と言えるだろう
が、お盆休みもなく出勤する我が家の仕事人や
介護職の私の職場でも必ず誰かが出勤している
そんな中で、
多くのお客様を迎え、おもてなしをすることは
必ずしも、昔通りとは言えない
家族の多様化や、現代の世相の変化といえるだろう
『迎え火』
地域で川や公園など
自治会やNPOなどの主催で
よく行われているが
今や、街中で個人でこのような
状態だと
通報されかねないだろう…
迎え火は、わが家でも数少なくなった
お決まりの行事
迎え火は
「じいちゃん、家はここですよ~~~~」と
故人のおかえりを
お知らせしているのだが
その横では…
動く私たちに反応する
センサーライトが、点いたり消えたり…
この人工的なライトの明かりも
やはり、現代の象徴だろう
せっかくの田舎ならではの暗闇の中での迎え火ではあるが
今や、センサーライトは真っ暗闇の田舎での必需品
じいちゃんも許してくれるだろう
お盆に柏餅を食べる習慣があるのも
この辺りだけなのだろうか
年に数回、お目見えする
製粉機
知り合いから製粉を頼まれたもち米を
お渡しすると
柏餅になって、我が家にお目見え
もちろん、仏さまにお供えしてから
ありがたくいただいたのだが
仕事人曰く
「むかしゃぁ、なんか作る言うても
柏餅くらいしかできんかったよ!
粉は臼でひいて、小豆は自分の畑で作って
葉っぱは山から採ってくるんよ」
とのこと…
一昔前の普通が、
今やトンデモナイ贅沢になっていることを
迎え火に導かれ
お盆に帰省した亡くなったご先祖たちは知る由もあるまい
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