地震

ウーン、これほどとは。考えの及ぶ範囲をはるかに超えた災害ですね。
被災された方々に心からお見舞い申し上げますと共に、行方不明者の一刻も早い救出を祈っております。


　以下は個人的な記録です。
11日午後3時近く、自分の経験した中でも最大級の揺れ、そして長い。
外へ飛び出すと建物はゆさゆさ、電線はちぎれんばかりにビュンビュン。
なんとか倒れないで持ちこたえた家に戻ると停電している。電話も不通。
せいぜい2時間もしたら復旧するだろうと思い、車のテレビやラジオで情報を見る。
震源は三陸方面でかなり大きそう。
夕方近く発電所も被害を受けたニュースを見る。停電は長引きそう。
ロウソク、懐中電灯を準備。水の汲み置き。非常用の反射式ストーブを出して給油。
ラジオは電池が無い。スーパーへ走る。外は吹雪。
電池は売り切れで中は真っ暗。閉店作業中。電気店でかろうじてゲット。


水とガスは使えたので、ロウソクの明かりで夕食。
すぐ動き出せる様に窓のカーテン等を開けて、衣類を着たまま寝る。
風とラジオの音だけ聞こえ、何度も余震。建物が冷えきっているので寒い。
外は真っ暗、時々通る車のライトが光る。
警察や消防の赤点滅でパトロールする光が通ると安心感が出てくる。


翌朝、何事も無かった様に日が昇り、穏やかな天気。
とりあえず2～3日分の食料をキープしようと出かけると、道路は渋滞。
スーパーでは店頭でカップ麺や携帯カイロ等を売っていたがすごい混雑。
パスしてぐるっと回りガソリンスタンドの行列に並び、一台10リットルの補充をしてもらう。
スタンドでは汗だくで手動のハンドルを回し、ガソリンを入れていた。
ふと、気がつき朝市の広場へ行ってみたら、4人だけ出店していた。
野菜、パン、菓子、おにぎり等あり、客は殆どいない。野菜とパンをゲット。
時間だけがかかるのでその後は出来るだけ出歩かない事にする。
携帯の電池残量わずか。離れている家族への安否確認イマドコメールも打ち切り。
昼過ぎに新聞がやっと配達された。
津波と火事に挟まれて流れている住宅地の写真、すごさにあぜん。
震災全体の様子がやっとわかる。
全自動のトイレはバケツの水で流す。レバー式は普通に流せるがシャワーは駄目。
ヤカンのお湯で顔や手足を洗う。
夜9時少し過ぎ、何となく真っ暗な外を見たら街灯が点き出した。電気復活。
テレビを点けたら現実とは思われない様な映像がこれでもかと放映されてる。
ただただ絶句。

今日13日、午前中スーパーで買い物、少し混んでいたが普段通り買えた。
入って来なかったり、遅れたりしているしている物もあるとの事。
13日夕方まで秋田県内はJR以外、ほぼ復旧した様です。