去年の伊吹山の調査は春からだったから、この月の調査はまだない。
もともとそんなにキノコの多い季節ではないが、どんな季節を送っているのだろう。
ゆるゆると森に繰り出す。
ああ、そういやセツブンソウの季節だ。長尾寺のあたりで早春の野草を見るために
岐阜ナンバーの観光バスからゾロゾロ人が降りてきて見に来るんだ、と地元の人が笑ってたな。
観光バス?ご冗談を~なんて思ってたが、冗談ではなさそうだ。


可憐であるがゆえに目を引く可愛い花。冷え切った冬の心にこの花の存在は染みる。

ノボリや看板を出して自生地をアピールしてる…この時は正気か?と驚いた。

後で気づいたのだが、この2人堂々と立ち入り禁止で撮影し、くつろいでいる。
上から自生地の風景なんぞと思ってシャッターを切った直後、下で怒鳴り声がした。
こういうことをわかっててする奴が絶えないから自生地が荒れていくんだ!
…と。どうも草をむしりながらセツブンソウを保護している地元の方が注意していたようだ。
北海道でたくさんのカメラ好きの方が地元を荒らし回り、
撮影場所として有名だった哲学の木が地権者の手によって切られたニュースを見たばかり。
立ち入り禁止区域に入っていたのは、普通に2~3人お孫さんがいそうな年の方だ。
みっともないからそういうのやめよ、ほんと。
この場所は米原市になるのだが、米原市は旧山東町や旧伊吹町などを含み、
ホタルや高山植物などめずらしい自然を売りにした観光が盛んな場所だ。
その中で保護をアピールすることでこの群生地も観光に使おうとしてるのかな。
もちろん観光地以外でもホタルやセツブンソウを見ることはできる。
地元の方がOKなら、観光や珍しもの好きのカメラマンはこういう場所にどんどん集まって欲しい。
本来の自然豊かな場所には来ないで欲しい(^_^;)。
そういう意味でここは重要な役割を果たしている、感謝。

たぶん、地元の婦人会の方などが手作りで作って置いてくださってる。
めずらしい草の写真撮るのもいいけど、草のすぐそばにあるこういう気遣いの花に目を向けようよ。
さて、キノコ。

わあ、立派なヒラタケだなあ。おいしいぞーヽ(´▽`)/♪

クヌギタケ属不明種 寒い冬もがんばって枯れた木を分解してくれる。いい仕事してます。

わっほーい、ハチノスタケ。乾いた真冬の空っ風の日も雪の日もいてくれる。大好き!
うむ、いわゆる冬のキノコすな。ご苦労様です。
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