大地 船に乗る

最近の大地、テニス部のレギュラーの末席に選ばれたもんだから、部活プラス特別練習で忙しいったらない。

特別練習のテニスコートは当然学校ではないので、あちこちに送迎する必要がある。

今まではトレーラー仲間のktさんに話は聞いていたがほんとに大変で。

（最もうちは一人だからまだましか）

たまにはねじも駆り出されるが、月曜以外は日曜日なので主には食事当番になることが多い、ま、嫌いじゃないけどね。

そんな大地が、父さんは明日釣りに行くよ、と夕食の席で言ったら俺も行きたいと。

えっ？　でもタイラバで、釣れんかもしれんよ、それでも行く？

あっ、潮の関係で５時起きよ、それでも行く？

なんということでしょう、行くと。

実は１４日に大地の友達誘って船で島に行き、船からドボンと飛び込む予定になっていたが、はたして船に上がれるのか。

飛び込まないまでも、自分で釣りに出て落水することも想定しておかなくてはいけないな。

・・・という事で、海上保安庁のホームページを見てこんな縄梯子を作っていた。

１０ｍのロープで３段。

こいつを船にひっかけて船べりをつかめば上がれるだろう。

うまくいけば常にひっかけておいて海の中から掴めるようにしておこう。

保険じゃな、保険。（笑）

その時大地を海に投げ込んで試してやろうと思っていたが予行演習じゃな（笑）

以前映画で見たのを思い出した。

みんなでヨットから一斉に飛び込んだはいいが、自力で上がることができず、結局はサメに襲われてしまう。

そういわれればそうかという示唆を得た記憶が。

ま、この辺りにサメはいないけどね。

さて、釣りだ。

大地の世話をしながらキャスティングでタイラバするがショートバイトばかりで乗らない。

そんな中、あーっ、鯛釣れとったぁと。

ちっちゃいが大地一人のタイ茶漬けには十分。

そのうち、泳ぎたいと言い出した、よしよし梯子を試そう。

泳ぎはスイミングスクールでバタフライまでできるくせに海は怖いらしく、岸につけてと抜かす、じゃかんしぃ、ここで行けと３mくらいの所で飛び込ませるが、へっぴり腰で飛び込むというより落ちる感じで、ライフジャケットが亀の甲羅に見えて大笑い。

なんとかおかずは獲れたし、昼前には帰着。

ぼさぼさ髪の大地は予約していた美容院にその後行きましたとさ。

それにしてもね、父さんは１２００円の散髪で、奥さんと大地は同じ美容院で大枚払うってどうよ、えーー、どうよ。

ま、ええんじゃけど。