南房総館山・なぎさの自然詩

富士山と合弁二枚貝


2日間吹き続いた風がようやく止んで、穏やかな天気になりました。
山頂付近の雪が綺麗に見えた富士山です。
手前には城ヶ島と三浦半島がくっきり見え、とても空気が澄んでいるのが良く分かりました。


悪天候で狩りに出掛けられなかったミサゴも、よくやく海に魚を探しにやって来たようでした。


イソヒヨドリも海岸に姿を見せて、水を飲んだり虫を探したりと忙しそうに飛び回っていました。


波打ち際には小さな軽石が漂着し、砂浜は高潮の影響で見たこと無いくらい高い位置にまで波の跡が残っていました。
更に道路には強風で飛んだ砂が積もり、やっとのことで車が通ることが出来ました。


強風の間は海中も大荒れだったようで、ウミスズメも打ち上がっていました。


淡水の巻き貝も多数漂着していました。


ビーチコーミングで見つけた貝殻。
一番下のサクラガイ、ナミマガシワ、ナデシコガイは合弁でした。
中段はサンゴの骨格で、上段右は幼魚っぽい小さな熱帯魚です。
12月に入ってから穏やかな天候と悪天候の日が交互に続き、人間もその他の生物にとっても厳しい環境となり、予想もしなかった出来事に戸惑っています。
この2日間吹き荒れた風に耐え続けた海鳥たちの、小さな体に底知れぬ生命力を持っていることにただ驚くことしか私には出来ません。
暖かな部屋で不自由なく、充分食事が出来る環境がどれだけ恵まれていることかと思いました。





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