誰かに捨てられ、病気になって、医者にも見放され、ウチで看取ってあげようと、エサ場から瀕死の状態で保護したのが、2006年9月のこと。その後は、奇跡的に元気を取り戻し、今日まで生きてきました。エイズキャリアということで、たくさんの猫がいる我が家では、ほとんどの時間をケージで過ごしていました。それでも、性格はピカイチで、一生懸命里親様を探しましたが、ご縁はなく、結局我が家で窮屈な思いをさせてしまいました。時々、ベランダに出してあげると、気持ちよさそうに外の空気を感じていたタケオでした。遊ぶのも大好きで、無邪気な猫でした。こんなふうに、楽しそうな時も・・・
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ところが、、、今年に入ったあたりから、急に体調を崩し始めました。ゴハンは食べるのに、激ヤセ。寝てばかりいました。病院に行っても、特にこれといった治療もなく、ストレスになりそうで、ゆっくり見守ってきました。先月位からは、本当にヤセてしまい、毛づくろいもしなくなり、毛並みもバサバサ。それでも、声をかけると、返事してくれたり、部屋に出てきて、外を眺めたり、していましたが、3日前から、食欲は全くなくなり、水分も取れなくなりました。昨晩は、もういよいよかな・・・と思ったのですが、自分の場所が安心すると思い、そのまま寝かせておいて、今朝ケージをのぞくと・・・悲しい結末が待っていました。声をかけても、ゆすっても反応はなく、すでに冷たくなっていました。夜中、不審な物音や鳴き声は聞こえなかったし、タケオの表情もとても穏やかだったので、苦しまずに逝ったのなら、、、と思いましたが、やはり、そばについていてあげればよかった、、、と悔やまれます。悔やむことといえば、そのことの他にもたっくさん。もっと、遊んであげればよかった、もっとおいしいものあげればよかった、もっとブログにも書けばよかった、もし、あのとき保護していなければ自由に過ごせたのに、、、ときりがありません。
夫とともに、箱の中に小さくなったタケオとお花を入れて、お別れです。さようなら・・・タケオ、ありがとう。