母のマーマレード♪

　　　　　　　　　　＜マーマレードの季節です♪＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

私の母＝ばぁば、はマッコト家にいない女である。
とにかく毎日、ちょこちょことよく出かける。

ウクレレ、陶芸、体操・・・・おけいこごとは数知れず、
一昨年前、右肩を骨折してから通いつづけているリハビリも
リハビリ仲間がたくさんできたそうで
まるで「サークル」に行くかのようにルンルンと出かけていく。

“骨折”をも“楽しい出会い”に変えてしまう私の母なのである。


そんな母がお友達からいただいた夏みかんで
ものすごくたくさんの「マーマレード」をつくってくれた。
母、お得意の目分量で煮込んだ
ちょっとこ苦い夏みかんの皮がいかにも手作りらしくて美味しいのだが、
Ｗｈｅｎ？
いつ、母はこんなにたくさんの夏みかんを煮込んだのだろう？
・・・・とはなはだギモンを感じる私である。

　　　　　　　　　　　　

そんなに忙しいのに携帯電話をもっていない母（ばぁば）。
で、いつも家で留守番しているのに携帯電話をもっている父（じぃじ）。

先日もちらっと我が家から徒歩７分の実家に行ってみたら
実家の門からでてすぐのところにある十字路で
（携帯片手に）父がたたずんでいる。

「何してんの？」と私がきくと、
「ばぁばが帰ってこないんだよ～。」と父。

なんでも急に学生時代の友人から電話があり
会うことになったとか・・・・。

待ち伏せしてどうする！
・・・・・と思ったが、仕方ない。
かわりに私が実家で母の帰りを待つことにしてあげた。

ぜったい携帯をもつべき人間は母だと思うのだが、

いつまでもメカに詳しくありたい父と
メカなんか知りたくもない母・・・。
どうも私の両親はちぐはぐな老夫婦なのである。

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
し～んと静まりかえった天井の高い実家で留守番をしながら
どこか母に似て大雑把で素朴な感じのする
マーマレードをつまんでみる。

　いただいた　　マーマレードは　　母の味
　　ちょっとつまんで　　　娘にもどる　　

うん！
近くに住んでて、少しは役にたってるな・・・私。
・・・・な～んて思う昼下がりであった。



　　　　　
　いつまでもアナログなＭＹ両親でございます～。
　いつも応援ありがとうございます！よろしくお願いします。