YEAR3210

風に転がる迷走日記

ゲストライター

2010-02-18 20:32:50 | 日記
今回はゲストライター、TAIGAに登場してもらい
小学3年生時のオドロクべき作品を紹介します。
打ち手は本人です。では。(現在五年生)

 冬・・・ある日のこと、翔は、いつもより早く目覚めた。
 今日は、北国への一人旅、出発の日。
 ザーッ カーテンを開ける。そこには、雪にうもれた庭があった。
 「すごいや!!今年一番の大雪だ!」翔はそう叫び、部屋から飛び出した。
 「いってきま~す!」さあ、一人旅の出発だ!
 ・・・と思いきや、ちゃっかりしている母は、お土産をねだってきた。
 (金、足りるかなぁ)
 そんな心配をよそに、母はニコニコと意地悪そうに笑っている。
 苦笑いしながら家の前のバス停に立っていると、
 間もなく、小さいバスが来た。
 「港まで・・・お願いします」
 シューッ バスが揺れた。「港です、御降りのお客はいますかぁ」         ・・・いけない、温かくて寝てしまった!
 「は、はい、降ります降ります!」
 翔は、大急ぎでバスを降りた。
 「オーッ!」そこには、大きな船があった。
 チラッと腕の時計を見る。
 「えーっと、出航は十時だから・・・ヤ、ヤバイ!!」
 時計は、九時五十五分を示していた。
 ダッシュで船に飛び乗った。
 「た、助かったー」
 翔を乗せた船は、大雪をものともせず、北へ、北へと進む。
 
  「ガキン」船が傾いた!急なことに、辺りの人も、慌てている。
 アナウンスが流れた。「この事故は、エンジントラブルが、主な原因だと思われます」
 しかし、船はどんどん傾いていく・・・
 一体僕らは、この船は、どうなってしまうんだ!?
 「うわあああああああぁぁぁぁぁーっ」
                        第二幕へ続く・・・