YEAR3210

風に転がる迷走日記

白馬酔姫

2010-11-01 21:35:14 | 日記
東京駅に着くといい感じだった。早朝のビールは
体の違う部分に酔いが回り夢の中にいるような気分に
させてくれるからやめられない。しかし、これが癖になることだけは避けたい。
朝、目が覚めてトイレに行って、そのまま缶ビールをグビリと
なってしまったら早い話がアル中である。
旅の途中だからこそ出来るのでありますね。
しかし、東京駅は驚く。なぜかというと行くたび行くたびに
変化してるからだ。東京駅は生きている。日本全国に向けて伸びる
東京駅からの交通網。次々と出てゆく新幹線。
僕ら人間は血液の一滴、東京駅は心臓だ。
血液はアルコールを欲しがる。で、中華調理の店で朝飯
おかゆを食べながらビールである。
少し早めにホームに向かい禁煙中の身なのでホームの喫煙室に行き
副流煙で体に少しニコチンを入れ用と考えた。それで十分。しかし喫煙室は地獄部屋と思った。
完全に酸欠状態、酸素濃度は14%ぐらいに思えた。
一酸化酸素に満たされている。死ぬと思った。
約3秒、その苦々しい部屋から退散する。長野行きの新幹線は
一緒に行く友達より少し早くホームに滑り込んできた。
長野まではわずか80分である。80分では足らない。
席に座り窓の外を眺める10分、缶ビールとつまみと週刊誌で40分、
トイレに行き外を眺めボーゼンとして15分。ここまでで65分。眠気が差してきて
うとうとしてくる頃に到着である。早すぎるが仕方ない。
その日、とりあえず目指すは白馬のオリンピックジャンプ台のてっぺん
なのであった。友達と合流して新幹線の中。
ビールはメンドクサイノデ日本酒に触手を伸ばす。
ンマイ、ンマイ、うまいでんな旦那、
すみません、コノワタください、って気分なんだが新幹線の中では
コノワタは食えない、土曜日、午前10時、快晴、酔っちまった。
しかし携帯の通じない雨飾山山荘は待っている。


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