YEAR3210

風に転がる迷走日記

読書の五月 サブタイトル牛乳石鹸よい石鹸

2011-05-08 20:45:02 | 日記
久々の週末連休なので読書にくれた。
二階のベランダでキャンプ用の椅子にふんぞり返って
ビールを飲みながら活字の中へ旅である。空は快晴。
緩やかな南風、気温は過ごすのに申し分ない。
気にかかるのは余震であるが抵抗の仕様が無い。
本日、青空のその下、パラソルのその下、旅に出た本は
「何も無くて豊かな島」崎山克彦 新潮社、
「カムチャッカ探検記」岡田昇 三五間、
「森からの警告」畑正憲1/CWニコル CBSソニー出版
だった。内容はいちいち書くのが面倒くさいので省略するが
全てドキュメント本であり、その生々しさが面白い。
特に岡田昇に本は文章に骨がありぐいぐいとその世界に
引き込まれてゆく。下手な映画を見るより10000倍も面白い。
岡田昇氏とはかつて旅先で一緒に酒を飲みその武勇伝を
空の下で直接聞かせてもらったことがあるからその感慨は
はひとしおである。岡田昇さんはその後に穂高で雪崩に巻き込まれ
亡くなってしまった。だからなおさらなのである。
ほどよく酔いが回ってまぶたが重くなってくる頃、
読むのは東海林さだおの「丸かじりシリーズ」である。
このシリーズはくだらなく奥が深く、そしてリアリティに満ちていて
絶賛に値するシリーズ本である。わかる人はわかりますね。
夕飯を食べて酔ったので、ほろ酔い気分のまま
また本を読み出している。その合間にこのブログ。
今からウイスキーとチョコレートで読むのは
SFの名作「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス 早川書房
であります。

大地を覆いつくす巨木の世界は永遠に太陽に片面を向けてめぐる植物の王国と化した
地球の姿だった。我が物に凌駕する食肉植物ハネンボウ、トビエイ、ヒカゲワナ、
人類はかつての威勢を失い支配者たる植物の陰でほそぼそと生き延びる存在に成り果てていた。
人類に著って救済は虚空に張り巡らせられた蜘蛛の巣を植物蜘蛛に運ばれてつきへ登ること。
だが滅びの運命に反逆した異端児がいた・・・・

疑似体験に身をゆだねながら夜は更けてゆく。

今週は会社をサボって八重洲ブックセンター、神田の古書店街に行くのです。
もちろん朝は高速バスの中でビール、昼は神田のガード下でビール、
夕方は東京駅地下でビール。帰宅後自宅で刺身でビールの予定。
左手にはとっておきのSF文庫。
ついでにマーティン、バックパッカーを探しに行くのです。

バックパッカー=旅先用超小型三角アコースティックミニギター



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