YEAR3210

風に転がる迷走日記

秋葉原ビルオーナー

2011-10-16 20:26:49 | 日記
ほぼ毎年の冬、山形県の新庄方面に出かける。目的は雪温泉。それしかない。
行き先の宿は瀬見温泉という何もないところにある大きな温泉ホテルである。
新庄から30分ぐらい内陸に入る瀬見温泉という駅は前回も雪に埋もれていた。
ホームと線路はもちろん除雪されているがそれ以外は全て雪に埋もれている。
もともと豪雪地帯。それが当たり前でその駅前にもちゃんと小学校がある。
東北地方への旅は16歳ぐらいから始まったことだからその歴史は長い。
若かった頃、缶詰工場の跡取りの友とは呼べない友達がいて彼は、今度は
ギリシャで、去年はハワイ、グアムはもう飽きちゃったなんてことをほざいていた。
オ、オレは今度はナルコで、来月はムラカミで、その次はサカタなんだと答えていた
ことを思い出す。東京に住んでいた頃、秋葉原の超有名電気屋のビルのオーナー
のせがれとしばらく遊んでいたことがある。彼はそのビルの最上階に当時、居を
構えていた。普通のエレベーターに乗り隠すような扉からプライベートエレベーターに乗る。
そこを出るとあろうことか日本の屋敷の和風玄関があった。そこをすぎるといきなり十畳の和室。
屋上和風庭園があり純和風の邸宅が8階にあった。
そこにいるのは当時、NHKに出ていた黒人のシンガー、A.E。まだ活躍しているみたいで
実名は出せないがそのころから怪しい匂いを発していたっけ。
同郷の中目黒に住んでいる友達とそのオーナーの倅をオレの千葉の実家の海へ連れていった
ことがあった。その倅は都内から足を出したことがなかったらしく当時、オレの愛車、セリカ
に感動していた。京葉道路を突っ走り東関道を下る。酒々井で降りる。なぜ酒々井か?
東関道はそのころ酒々井が終点だった。成田ICがまだできていなかったのでありますね。
その秋葉原はそのあたりにのどかな風景を見て
「こ、こんなところで人間は生きてないよね」とほざいていたことを鮮明に思い出す。
 
             21時になったので続く…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿