2013年8月に理化学研究所へ提出したパブリックコメント

2013年8月に理化学研究所へ提出したパブリックコメントの公開を忘れていました。
スーパーコンピューター関係のパブリックコメントに忙しくて、特定秘密保護法にまで手が回りません。

======== ここから、電話番号を伏せ字にした以外はそのまま ========
石川直太 様

理化学研究所 「計算科学ロードマップ 概要」パブリックコメント係 です。
「計算科学ロードマップ 概要」への意見をお送りいただき、ありがとうございました。

あなたが送信した内容は以下の通りです。
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氏名: 石川直太
電子メール: <naota@bestsystems.co.jp>
電話番号: XXX-XXXX-XXXX

年齢: 52
性別: 男性
職業: プログラマー

メッセージ本文:
第一に、エクサスケールへ向けて、人材育成が必要です。
エクサスケールのハードウェアができたとしても、
グランドチャレンジ級のプログラムを書ける人が、日本に何人いるでしょう。
研究者の皆様に並列プログラミング技法を覚えていただくのはしんどいので、
研究者とプログラマーの共同作業が必要です。
また、本格的なプログラムを書けるかどうかの能力は、
学校の成績や博士号の有無とあまり関係ないので、
人材評価制度とそれに基づく待遇、例えばHPC名人戦を望みます。

第二に、日本製のFortranコンパイラーは優れているのですが、
C/C++ コンパイラーがいまいちなので、
次も日本製の Sparc チップでいくならば、
有志を募って Sparc 用の GCC を改良しましょう。
そうでなければ、既に開発環境が充実している 86 系 CPU にしましょう。

第三に、膨大な実験観測データの処理には、しばしば、
計算性能よりもファイル入出力性能が重要になります。
LinPack による計算性能で世界一を目指すだけではなく、
ファイル入出力、特に MPI-IO の高性能化にも人と予算を投入してください。

以上であります。

(以上)
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このメールは 将来のHPCIシステムのあり方の調査研究「アプリケーション分野」
「計算科学ロードマップ 概要」ご意見入力フォーム から自動的に送信されました。
 http://hpci-aplfs.aics.riken.jp/pubcom_form.html

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理化学研究所 「計算科学ロードマップ 概要」パブリックコメント係
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