我の強いロシア夫人の意見をずっと聞いていたせいで、なんとなく自分の将来も不安に感じロシアへの愛も確信を持てずに挫けそうな気持ちになりながら、空港からパディントン駅にあるホテルまでの地下鉄を探しました。
同じような旅行トランクを引いたアジア人の男の子と、なんとなく地下鉄までの長い道を同じ方向に互いのトランクをガラガラ引きずりながら、言葉を交わし始めました。
その子はこれから2時間かけて戻るバースというイギリスの古い街で電子学の勉強をしていて、今回の休暇では彼女に会いに中国に戻ったということでした。嬉しそうに、彼女に会えたことを話す姿が微笑ましく「何年付き合ってるの?」とか「離れていて寂しくない?」などと質問しました。
話題が食べ物の話に移り、
「イギリス料理はおいしくないから自分で鍋料理を作っている」
「中に何を入れるの?」
「肉団子。肉団子は日本にもあるの?」
「鳥の肉団子を入れるよ。鍋はいいよね。簡単だし」
「だけどそのあと具が鍋に引っ付くから洗うのが少し面倒」
少しの時間の他愛もない会話でしたが、それが耳に心地よく響きました。
その子が一足先の駅で降りてしまった後、一人になった夜のメトロで急淋しさが襲ってきて、早く明日になって友達のヨハンに会いたいなと思いました。ヨハンとは、私が日本でゲストハウスで働いていたときに知り合った韓国人の男の子で、今回ロンドンへ行くということで4年ぶりに連絡をとりました。彼は快く、大みそかとハッピーニューイヤーを一人で過ごしたくなかった私に、一緒に過ごせるからと言ってくれたのです。ペルミに来てから私の体質は変わってしまったようで、どうにも淋しさが襲ってくるようになってしまったのです。淋しがりやなどという言葉には縁がなかった私に、どうしてかこの1年前から淋しさが身にしてみて仕方がないのです。昔は一人でどこにでも行き、気楽な一人旅しか考えられなかったのに今は一人では寂しすぎて誰かと一緒に旅行したいのです。パディントン駅につき、Pread Streetの白いホテルで一人になり、早く一人から脱出したくて久しぶりのロンドンを楽しむ間もなくさっさと寝てしまいました。
同じような旅行トランクを引いたアジア人の男の子と、なんとなく地下鉄までの長い道を同じ方向に互いのトランクをガラガラ引きずりながら、言葉を交わし始めました。
その子はこれから2時間かけて戻るバースというイギリスの古い街で電子学の勉強をしていて、今回の休暇では彼女に会いに中国に戻ったということでした。嬉しそうに、彼女に会えたことを話す姿が微笑ましく「何年付き合ってるの?」とか「離れていて寂しくない?」などと質問しました。
話題が食べ物の話に移り、
「イギリス料理はおいしくないから自分で鍋料理を作っている」
「中に何を入れるの?」
「肉団子。肉団子は日本にもあるの?」
「鳥の肉団子を入れるよ。鍋はいいよね。簡単だし」
「だけどそのあと具が鍋に引っ付くから洗うのが少し面倒」
少しの時間の他愛もない会話でしたが、それが耳に心地よく響きました。
その子が一足先の駅で降りてしまった後、一人になった夜のメトロで急淋しさが襲ってきて、早く明日になって友達のヨハンに会いたいなと思いました。ヨハンとは、私が日本でゲストハウスで働いていたときに知り合った韓国人の男の子で、今回ロンドンへ行くということで4年ぶりに連絡をとりました。彼は快く、大みそかとハッピーニューイヤーを一人で過ごしたくなかった私に、一緒に過ごせるからと言ってくれたのです。ペルミに来てから私の体質は変わってしまったようで、どうにも淋しさが襲ってくるようになってしまったのです。淋しがりやなどという言葉には縁がなかった私に、どうしてかこの1年前から淋しさが身にしてみて仕方がないのです。昔は一人でどこにでも行き、気楽な一人旅しか考えられなかったのに今は一人では寂しすぎて誰かと一緒に旅行したいのです。パディントン駅につき、Pread Streetの白いホテルで一人になり、早く一人から脱出したくて久しぶりのロンドンを楽しむ間もなくさっさと寝てしまいました。