娘は、高校3年生になるはずのこの春その高校を中退しました。
理由は、高校生活をエンジョイしながらも不安定な精神状態を繰り返し
1年生を終える時期、単位が足りず再度1年を繰り返し
この春、3度目の1年生が決定した時点で継続を諦めました。
その話を聞いた私は、『 何故、俺に話してくれなかったんだ? 』
と云う憤りよりも
『 どーして俺は気付かなかったんだ? 』 と云う自責の思いの方が強く
普通の親なら反対する(であろう)娘の ”高校中退” をあっさり承認しました。
娘はこの春、元嫁の実家とその周辺で農業を手伝い、
大地に抱かれ仲間と実りを祝いながら、心の安定をまず第一に考えて進んでいきます。
むしろ、私はその決断を即決で歓迎しました。
親である私の葛藤よりも、今は娘の未来の明るい心の開墾に期待しています。
1年だけ早く、ちょっと遠くへ進学するんだと思えば何でもない事です。
思い起こせば、彼女が生まれ育ったこの家のキッチンに今夜
初めて娘は包丁を握ってRと一緒に立ってくれました。
今夜の娘の誕生会はさよならの祝宴ではなく、彼女の旅立ちの会です。
そして私達は、彼女の故郷で娘の成長を見守ります。
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