年末の風物詩といえば大掃除や紅白歌合戦
そして何故か芝浜! ・・・なのだ。
3代目桂三木助は、「芝浜」の魅力は一つに絵画のような情景描写力である、
と答えている。つまり、『落語は絵だ』と主張した。
朝日に照らされた真白い砂浜、静かに揺れる穏やかな波、江戸時代の
美しい芝浜を表現できるかどうか、が本作の真髄であり醍醐味と云う。
7代目立川談志(↓写真)は、自堕落な夫を見事に更生させる、賢く立派な妻と
描かれるラストに対して、「騙して申し訳無い」と告白時に心から謝罪して涙を
流す偉ぶらない女房を演じた事が、反骨家:談志らしいアンチテーゼと言われた。
この人情噺は、奥が深過ぎる!
愛媛CATVを契約して初めて、自発的に見ようと感じた番組だった。
さて、今年も無事大晦日の年越し蕎麦を食べ終えた。
来年こそ、二人<H&R>にとって良き1年になりますように!
皆様にも素晴しい新年が訪れますように・・・ 来年も宜しくお願いします。