7月13日の産経新聞に、 「アンチエイジング サイエンスの最前線」 ~老いと若さの遺伝子への挑戦~の記事が一面のスペースをさいて掲載されている。
2012年6月7日、東京の渋谷公会堂で開催された「エイジング サイエンス シンポジウム(主催:産経デジタル、後援:産経新聞社)」の内容だ。以前に書いた通りにできあがっている。
シンポジウムの主催はメディアだが、これは良くある企画広告で、特定の企業の協賛または協力で行われる。メインの出演者はニュースキンの関係者だし、参加者はニュースキンのディストリビューターに割り当てられて一般の募集は行われていない。 「新聞社主催のイベントに、ニュースキンの研究者が呼ばれるなんてスゴイ」と、つい錯覚をしてしまう。そして数日後に、写真入でイベントの内容が特集記事としてデカデカと紙面を使って掲載される。そのページには他社の健康食品など広告はゼッタイ入らない。 |
客席の写真の下に説明がある。
「当日会場では、アンチエイジングに関心の高い女性のほかにも、男性の姿も多く見られた」
よく言うよ。事前に指摘したとおり、一般の募集は行われておらず、ニュースキンのディストリビューターしか入れないイベントではないか。一番下に「企画・制作 産経新聞社営業局」と書いてある。これは記事ではなく、イベントそのものを含めてスポンサーがカネを払って作らせた広告である。
一番下の「PR」を隠しておけば、この記事を拡販ツールに使える。
さぁ、駅の売店へダッシュして産経新聞を買い占めなくちゃ!
関連記事:エイジング サイエンス シンポジウム開催
追記:
参考までに、基調講演とパネルディスカッションに出演した太田成男教授は、ミトコンドリアの第一人者と同時に、水素の研究でも有名だ。このシンポジウムでも水素について発言があったが、記事では削除されている。
昨年の春、週刊文春で特集記事があった。
放射能に勝つ「食材」「水」-細胞生物学の権威が緊急報告
この記事で太田教授は、「活性酸素を退治するのに水素ほど効果があるものはない」として具体的な例を、NASAの放射線障害に対する効果や、マウス集団に放射線で急性大量被曝をさせた検証結果について述べている。
http://ameblo.jp/lisalisanet/entry-10902207827.html