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勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

なぜ日本は、アメリカやイギリス、中国にワクチンの開発で遅れたのか

2020-12-21 14:11:43 | 日記

アメリカ、イギリス、中国、ロシヤが、すでにコロナのワクチンを開発し、すでに臨床実験や接種の段階なのに、日本はどうして遅れているのか。

昨晩のNHKスペシャルが、その疑問に答えてくれた。要は、政府の科学政策がかなり長い間愚策で、研究機関や大学にお金が行かず、若い研究者を育成し、また若い研究者の正規雇用が難しいのが現状。例えば昨夜の番組で、ある大学では、コロナにタミフルのような薬を作る研究にわずか3人の大学の先生のチームで研究をしているのには、驚いた。3人目は、契約の非正規の先生で、生活のため薬剤師として週末にバイトをしていた。その薬の研究には、薬剤師の彼は欠かせない。他方では、日本の愚かな政治家が選挙に国のお金を不正に使ってたり、いろいろな無駄ずかいをしている。科学研究は、長い期間、自由にやる必要がある。最近国際的な科学系の大学のランキンで、上位に入る日本の大学が紹介されていた。東大でも京大でもない。沖縄科学技術大学院大学。世界中から大学院生や研究者が在籍している、国際的な大学。


個人的には、科学政策にとても興味がある。昔の日本科学史の師匠杉本正慶先生に何度も勧められた日本戦略論のテーマにも日本の科学政策が含まれている。

もし、お時間があれば、NHKの再放送をぜひご覧になってください。
パンデミック 激動の世界 (6)「“科学立国” 再生への道」

『早くも海外で始まったワクチン接種。日本もワクチン開発に挑むが、実用化のめどはまだ見えない。薬の開発でも、優れた成果を上げる国内の研究室が人材枯渇の危機に。数々ノーベル賞学者を輩出してきた日本の医学研究が、なぜコロナ禍で成果を示せないのか。今月急逝した科学者出身の元文部大臣・有馬朗人氏の亡くなる直前の貴重なインタビューや知られざる研究現場のルポで、迷走する日本の科学政策とその解決の道を探っていく。」

やっと書類上では、タイへの帰国準備は、9割終わったが。。最後に出発72時間前にPCR検査をして、その証明書を貰えば、帰国できるようになる。まだ1ヶ月あるので、帰れることができることを信じて待つしかない。