勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

インフルエンザワクチン接種 どうして複雑にするのか

2021-10-20 13:57:00 | 日記
昨年は、コロナでタイへの飛行機が運休で日本に7か月滞在。10月に近所のクリニックでインフルエンザ予防接種。

そのクリニックや都内のお世話になる所でも今インフルエンザワクチンが無く供給待ち。

それで今日、別な病院で今日インフルエンザワクチン接種。

成田の入国再現?早朝8時15分に並べば、8時45分に名前を記入して長く待たずにワクチンが打てるとのこと。トータルで1時間。
問診表記入
名前を呼ばれ、順番の番号札を受け取る
名前を呼ばれ受付で検温
インフルエンザ専門の問診表記入
名前と番号を呼ばれ別な待合室へ
診察室で医師の診察
待合室でタイマーを渡される。タイマーの必要性が良く分からないが。
処置室で看護師によるインフルエンザ予防接種
会計

何度も色々なチェックが入る。思わず成田での入国と10以上の書類やアプリのダウンロード、設置のチェック、PCR検査に5時間かかったのを思い出した。

1時間で終わったので、良しとするが。 アメリカではもっと簡素化されている。早朝に並ばないとどのくらいの時間がかかったのだろう?
 
アメリカでは、コロナのワクチンをスーパーの薬局で打てた。薬剤師による接種だった。もちろんCDCに認可された薬局で、CDCの接種証明も出してくれる。インフルエンザのワクチンも薬局で接種可能だった。オンライン予約で、並ぶ必要もなく、5秒で全て終わった。

下がアメリカのスーパでのワクチン接種の写真



日本の病院では、決められた手順や書類の記入、受付や看護師による数度の確認は無駄が多い。小さな専門病院だった。

人数が少なかったので1時間で終わったが、人数が多く、この手順が分からない初診の患者で溢れたら、大混乱だろう。

日本は、コロナワクチン接種も始めの数ヶ月は混乱していた。一度手順が接種者と医療関係者が理解し慣れたら凄い勢いで接種率が上がった。

日本の弱点は、きちんと手順が決まり精通するまで前に進まない。アメリカでは、混乱から始まり、混乱の中で混乱に対処出来るシステムを作り上げる。中国もアメリカに近い。
日本では、あまりに安全性にこだわりすぎて、不必要なチェックを何度もする。
もちろん安全性は一番大切が、そのためにあまりに手順をたくさん作るのは、どうだろうか。必要なチェックと過剰なチェックの判断は難しいが、常識の範囲のチェックはどの程度か検討する必要があると思う。