新潟久紀ブログ版retrospective

2020年12月のつぶやき

2020年12月1日
特に日本人は「つもり」になれる達人だという。一見して全く無縁のものを何かに例えてその気になって物思う「見立て」は代表例。新潟の冬の使者白鳥の、収穫後の田園で周囲を警戒しつつ落ち穂をついばみ羽を休める群れや、スポーツ公園のカナールに保護されて佇む姿に、人生の群像や優しい孤独を想う。

2020年12月2日
燕市出向中に設立に関与した法人「つばめいと」が10月に金属加工技術のネットマッチサイトFACTARIUMを開設。金属製品の電子商取引は普及してきたが、切削・溶接・研磨・塗装など"ものづくり技術そのもの"を売りに出すとは流石。一品もの向け技術でもネットで世界規模で集約すれば地域的な稼ぎになる。

2020年12月3日
コロナ禍の巣ごもり需要で、料理宅配サービス利用者は2020年3月の355万人から10月に631万人で8割増。コンビニの雑貨等の搬送へも範囲が拡張している。都内の若者等へ、注文する料理や物品等から推察される嗜好に合わせて、宅配時に新潟県内の移住先や求人情報などの情報を提供する取組を考えてみては。

2020年12月3日
東京在住でも故郷の新潟を熱く思う小林楓さんの #FMにいつ の番組を聴いて元気づけられ、ベランダ菜園で健気に育つラディッシュを励ましたり励まされたり。自作の行政改革マンガ3部作も発掘して掲載。#新潟久紀ブログ版 で2018年12月のつぶやきupしました。 https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/423928f08aeaf93db0e01984b8457db3

2020年12月4日
コロナ禍で2020.7月以降東京からの転出超過が続き地方移住促進には好機でもあるが、感染拡大時の地域の病床不足などが足枷にもなって受入れが停滞している自治体がある。病院の受入れ規模確保の自治体間連携など、新潟でも来たりうる社会動静を先見してターゲットの不安要因に先回りする対応が必要だ。

2020年12月5日
大学生時代最後のバイトは9時5時勤務で新潟県内をくまなく回る広告代理店の営業マン。東京本社での刺激も受け、就職進路は、代替が利かず移ろい消えゆかない原風景である郷土・県勢への貢献へと帰結。新潟久紀ブログ版での苦学生昔話シリーズも勝手ながらクライマックスです。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/898e3f644167173f586aca552b545a5b

2020年12月6日
ジャクソン・ブラウンの佳曲"call it a loan"では、尊い愛に対しては借入金の返済の如く弛まず愛を注ぎ続けたい…と歌う。移住、勤務医etc…新潟へ赴いてくれる人達に、経済的か精神的かを問わず見える形で、一時でなく継続して、その意を決してくれた重さに少しずつ報いたい。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/b14a0421c27983e96ab97d71451af29b

2020年12月7日
コロナ禍で観光振興に逆風強い中、佐渡金山にて坑道内で異世界体験ができる仮想映像を開発するらしい。歴史的遺物は現物の無骨さが若者等を引き付けにくくもあるが、現場での投影ならではの現地性ある情報付加価値には期待したいし、次の行き先への誘導など散在する観光資源の間延び感も狭めて欲しい。

2020年12月8日
コロナ禍での不振からファストフード等は回復の兆しがあるが、ワイガヤできてナンボの居酒屋はやはり低迷が続き、焼肉・寿司・専門店への転換の動きが見える。飲食チェーンのワイワイ型から個食型への誘客シフトがその周辺の消費機会等へ与える影響も見据えて地元商店などの営業展開を考えたいものだ。

2020年12月9日
製造物品の工業デザインのみならず、デジタル化するサービスやソフトなどを長く幅広く使えるための設計や企画戦略にまで、デザイナーの関与が増えている。新潟の地域ごとの暮らし方やイカしたスタイルをアイコンの様に模式的にデザイン化して県内外への発信に併せ表示すると意識の深層へ焼き付くかも。

2020年12月10日
SDGsというと経営存続のための資源・生態系保全や気象変動等への対応など受止めに温度差があるが、具体に注目されるリサイクルに商機を目論む取組は、自治体の課題と関係性が高い。若者流出の新潟で、高齢家庭に若手が残した不要物のリサイクル等により、企業を公益性ある所得創造に結びつけたいもの。

2020年12月11日
コロナ禍で、ファミレスはどう展開していくのか注目していたが、サイゼリヤは店舗面積を6割程度に縮小して店員含め各種コストを押さえるが、一人専用席を増やして現在の間引き程度の席数は維持し宅配も強化するという。全国チェーン店の動態は"変化への対応"という経営の本質を考えるに参考になる。

2020年12月13日
30年以上前に年頃の僕らを夢中にさせてくれた"あの"名監督の、今を生きる子供達へのアプローチは、確信犯的なまでに現代の社会と乖離感のある伝統的ファンタジーなのか…?。アン・ハサウェイの圧倒感のみで勝負する仕立てには驚き。「魔女がいっぱい」鑑賞後の感想を詳しくは→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/2a0e9fb12b131d751e2098f4738a4915

2020年12月13日
公的金融機関の最終面接では併願の動きを突かれて不合格となるも、かろうじて県職員に。しかし県庁新採用で突然配属を変えられ、いきなり"不良債権"回収に奔走させられ流転が始まる…。新潟久紀ブログ版での苦学生時代の"就活クロニクル"も遂に完結なので暇つぶしにご笑覧を。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/ea1383520d1d545027bb0d2266c3376e

2020年12月14日
コロナ禍を商機にとは言いがちだがハード・ソフト共に生産基盤の転換は容易ではないもの。愛知県東海市の自動車向けなどのスポーツシートメーカーが本業を活かしてテレワーク向け椅子を開発。約11万円からと高価だが海外受注もあるという。職員が在宅散在でもチャット雑談を促せば知恵が生まれるかも。

2020年12月15日
渋谷の装飾品店では壁一面に、通販サイトで閲覧したら"来客"、購買したら"花火"を表示などと、購買行動に連動したCGを投影し、実店舗での賑わいづくりをしている。新潟暮らしを検討する人をアバターにして日々のトライアルや実践までの姿を、都心の電車のモニターにでも放映すれば関心を高めるかも。

2020年12月16日
かつて生活課題への対応案提示を通じたコンテンツマーケティングによる移住勧誘策を上申するも理解得られず却下されたが、AIの活用領域が人の顕在意識から潜在意識へと伸展していて、表面や外形、論理建て等を超えて人の志向の発掘に活用されようとしている。動機付けに関わる技術に行政も注目したい。

2020年12月17日
行政が財政難での職員数適正化に向け民間企業の効率性を参考にする例は珍しくないが、円卓に座しての机上の助言や指摘受け方式だと、段取りと後処理の事務増のわりに効果的方策の抽出ができないもの。高生産性企業の指導者が現場を回りながら実践指導する長野県高森町での手法は古典的だが実効が早い。

2020年12月18日
日本は国境越えのデータ出入り量が20年間で主要国5位から11位へ転落。GAFAや中国系の動画急増の一方での日本企業の開発商品の鎖国性云々はともかく、新潟県の県外とのデータ出入り量から、仕事のオンライン化やリモート化による移住や誘致を働きかける地域や対象層を効果的に絞りこんではどうだろう。

2020年12月19日
ゆとりある?出先機関からの4年ぶり本庁勤務は若手事務職にキビシーィ農業専門職の牙城だった。忙しさにヘコたれていると"必殺仕事人"風の上司は「でも、生きてるって感じがするろぉ…」とボソリ。新潟久紀ブログ版で戦慄の県職員回顧録新シリーズ農政企画課編がスタートです。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/6a5eba09998512815bf900520eedbc17

2020年12月20日
コロナ禍での地元店舗応援の出前取りも一巡したので、少し浮気して県外資本のチャンピオンカレーとかバーミヤンを持ち帰ってみる。法人税収は本社所在地のみならず少しは地元に流れるだろうし、地域の雇用にはつながっているハズ…等と難しく考えたがるのはやめて先ずは「美味いっ!!」と楽しみました。

2020年12月21日
住民の使用頻度や施設劣化具合など各種センサーで情報を集めて生活利便性や修繕効率化等に活かす電脳マンションが開発された。購入した後のサービスがウリだという。移住や勤務医等の誘いにおいても、初度の所得や環境のみならずアフターケアの仕組みでインセンティブになり得るものを考えてはどうか。

2020年12月22日
人口問題対策検討でお世話になった増田寛也先生は、地方大学が面白い学びで若者を呼び込んでとエールを送る。高校生はターゲットにするには遅すぎとの指摘があるので、国策として地方課題解決に向けた中・高・大学までにわたる教育プログラムを設け、国費負担で勉学の機会と地方への流入を展開しては。

2020年12月23日
辛苦等を経験して再挑戦を望む元社員と即戦力や外の経験を取込みたい企業の思惑の合致等もあって、一旦退職した社員を再び受け入れる会社が増えている。休職者が増加する公務員に別仕事経験可能制度を設けてはと思う。不適応状態の継続は本人も納税者も、公務に適した人の就業機会損失の面でも不幸だ。

2020年12月24日
発注元メーカーが部品メーカーの生産ラインの品質を遠隔で確認できる仕組を電子機器製造企業が開発した。品質データと視認のデジタル化やリモート化の追求での実現と見たが、AI活用も含めて、行政事務の担当者に法令適合性や必要手続きと合意形成の履行など品質管理を確保させられる仕組が欲しいもの。

2020年12月25日
家族介護に専念していた女性が、復職時に年齢の壁を感じるも、介護を通じた個人的経験を強みに人材支援業で活躍している。移住者や地方勤務医を選んだ人達の経験を、羨望感が否めない固有名詞単位ではなく、論点単位でデジタルアーカイブ化すると、自分好みの解決策を模索できるシステムになるのでは。

2020年12月25日
コロナ禍でのメルケル首相の熱弁でクリスマスのドイツの風物詩だと今更ながら初めて聞いたホットワインを試す。酒は何でも辛口派だが、冷たいビールとハイボールなど続きで弱り気味の胃に、シナモンの利いた甘い温かみの滋味が沁みた。冷たいみぞれ交じりの外を眺めるガラス窓にホッと息吹く聖夜だ。

2020年12月26日
農業と冠せず「構造政策」と銘打つ姿勢に国の取組としての優先性を感じ、関わるほどに若い地方役人の魂に火が付くも、農地法の壁は簡単には抗えない。岩盤規制に尻込む我々にウルグアイラウンドの黒船来襲だ!!新潟久紀ブログ版で怒涛の県職員回顧録・農政企画課編続けてます。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/933b3ad4047463df89434599623b95b6

2020年12月27日
クリスマス前のデパ地下で驚きの単価で並ぶ品々を見ると金銭感覚が危うくなる。新婚の頃、近所のスーパーの精肉部の担当さんから醤油と味醂と酒に漬け込むだけで美味くなるよと伝授のローストチキンを一年ぶりに味わうと、生活にゆとりの無い中にも楽しく笑えた頃を思い出す。コロナ禍を乗り越えたい。

2020年12月28日
財政難の下で予算査定を担当した頃「おまえはこの金額でやれるのか」と威圧されたものだが、その後に県立病院の経営管理に携わり自分なりの企画立案を織り込んで24年ぶりの黒字化に繋げた自負がある。"自分が担当ならばこうするのに…"という時折のつぶやきは口先だけではないつもり。来年も頑張ろう。

2020年12月29日
大雪前の貴重な晴れ間というので所用ついでに遊歩道を散策すると、腰のあたりが日本海の水位だと示す標識が。この辺は排水機場が24時間稼働していないと水没する湿地帯だ。大雨災害でもないと無意識でいられる有難さに改めて気づき、"地図に無い湖"といわれた亀田郷の治水の戦いに久々に想いを馳せる。

2020年12月30日
報道にも出たが職場のある建物内で新型コロナ感染者が判明。物理的な感染リスクは極めて低く、県内での移動ではあるものの、年末年始を地元の親族と過ごすことは控えることにした。危機意識は姿勢に表すことで安心や信頼を得られるとは高齢の母の弁。恩義に応える最小限の挨拶回りは二週間後とした。

2020年12月31日
数年ぶりの大寒波で戦々恐々の年末ですが、少し前の新潟大停電の時の紙一重の幸運を思い出しブログにupしました。コロナ禍の今年でも何か一つは良い事を振り返りたいもの。私の拙いつぶやきを目に留めてくださった皆さん、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/b0e9b4ac24f38b6a6c7dadd416b68ad6

(「2020年12月のつぶやき」終わります。「2021年1月のつぶやき」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea

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