ニーナは、久しぶりに満月の夜に傷つけたり傷ついた過去と過去世に旅に行くことにしていました。
過去や過去世の癒しは、ずいぶん前からやっていたつもりですが、自分の魂の成長により捉え方も変化し「癒されるのが自分のつもりが他者も癒されるべきだった」などと修正も生じて来たため旅にでることにしたのでした。
ニーナのこの度の乗り物は、ある湖に住む龍でした。宇宙にいた頃、ニーナは龍に乗り様々なお務めをしていましたから龍の乗り方は、かなりうまいのです。
しかし、地球上にいる龍は、場所を選ぶため龍が指定した場所に出向かなければなりませんでした。
指定された 湖へ到着すると、海のように大きな波が湖岸に寄せていて、透明感のある湖面は、どす黒い色をしていました。
後で龍に聞いたのですが、
波を起こし湖を浄化させてくれていたのだそうです。
満月が出て西の空に落ち始めた頃、龍に言われたようにニーナは湖の中央まで歩いて行き龍を待ちました。
その時の湖の水は、ニーナの膝より下くらいでしたから、泳がず歩けたのでした。
何故そのようになったのかと言うと、ニーナが湖に一歩足を入れると、体全体がみるみる大きくなり数歩で湖の真ん中についたのでした。
これもきっと、龍の取り計らいだとニーナは、思いました。
龍は、厳格でありながらとても優しくシャイな面もあるのです。
そんなことを、思っていると龍が現れました。
それと同時に冷たい風が吹き出し雨も降ってきました。
龍の目の合図でニーナは、龍の背に乗り、気になっていた300年ほど前の過去世に到着しました。
そこでは、ある人に寂しい思いをさせてしまったと悔いていましたから、その当時の自分の気持ちを相手に伝え感謝の気持ちをその人の夢の中に入り表してきました。
そのようにしていくつかの過去世の癒しと修正を行いました。
それから、今回の旅でニーナに委託された件も数件ありましたのでお務めをしてきました。
その中で、印象的だった件についてご本人の承諾を得てお知らせします。
その方は、太平洋戦争で命を落とされた青年でこの湖の近くに住んでおられました。
その方は、戦後、違う場所で生まれてきたのですが、この旅のことを知り、湖のことは深く知らないが懐かしさを感じるので、ニーナに自分の過去世を見て来て欲しいと依頼されたのでした。
その青年は、戦争に行く前に数日、その湖の砂浜で泳いだり野宿をして友人達と過ごしていました。
その青年は、女学校に通う三つ編みのある女学生に恋心を抱いていましたが、告げることができないまま戦地に行かなければなりませんでした。
そこでニーナは、その女学生の夢の中に入り青年が恋心を抱いていることを伝えました。
その翌日、その湖のそばの松林に友人達と出かけた女学生は、その青年とすれ違う時に何故か懐かしさを感じ、頬を赤く染め見つめてしまったのでした。
青年は、その様子をしっかりと目に焼きつけたようでした。
そして、その青年は戦地からもどったらその女性と結婚しようと決めたのでした。
奇しくも、その目的が果たせなかった青年は、生まれ代わりこの女性と再会し結婚したのでした。
このように、過去を癒したり過去世を確認することで、今現在を充実させ不安の解消に繋がっているとニーナは、深く思うのでした。
そして、今現在を楽しく明るく捉えて過ごすことが過去も未来も整えて行くのだと確信するニーナでした。
どのくらいの時が経っているのかわかりませんが気づくと
かつて噴火した山がニーナの眼前に大きくすそ野を広げ包み込んでいました。
久しぶりの龍との旅は、
神秘的であたたかさを感じるものでした。
過去や過去世の癒しは、ずいぶん前からやっていたつもりですが、自分の魂の成長により捉え方も変化し「癒されるのが自分のつもりが他者も癒されるべきだった」などと修正も生じて来たため旅にでることにしたのでした。
ニーナのこの度の乗り物は、ある湖に住む龍でした。宇宙にいた頃、ニーナは龍に乗り様々なお務めをしていましたから龍の乗り方は、かなりうまいのです。
しかし、地球上にいる龍は、場所を選ぶため龍が指定した場所に出向かなければなりませんでした。
指定された 湖へ到着すると、海のように大きな波が湖岸に寄せていて、透明感のある湖面は、どす黒い色をしていました。
後で龍に聞いたのですが、
波を起こし湖を浄化させてくれていたのだそうです。
満月が出て西の空に落ち始めた頃、龍に言われたようにニーナは湖の中央まで歩いて行き龍を待ちました。
その時の湖の水は、ニーナの膝より下くらいでしたから、泳がず歩けたのでした。
何故そのようになったのかと言うと、ニーナが湖に一歩足を入れると、体全体がみるみる大きくなり数歩で湖の真ん中についたのでした。
これもきっと、龍の取り計らいだとニーナは、思いました。
龍は、厳格でありながらとても優しくシャイな面もあるのです。
そんなことを、思っていると龍が現れました。
それと同時に冷たい風が吹き出し雨も降ってきました。
龍の目の合図でニーナは、龍の背に乗り、気になっていた300年ほど前の過去世に到着しました。
そこでは、ある人に寂しい思いをさせてしまったと悔いていましたから、その当時の自分の気持ちを相手に伝え感謝の気持ちをその人の夢の中に入り表してきました。
そのようにしていくつかの過去世の癒しと修正を行いました。
それから、今回の旅でニーナに委託された件も数件ありましたのでお務めをしてきました。
その中で、印象的だった件についてご本人の承諾を得てお知らせします。
その方は、太平洋戦争で命を落とされた青年でこの湖の近くに住んでおられました。
その方は、戦後、違う場所で生まれてきたのですが、この旅のことを知り、湖のことは深く知らないが懐かしさを感じるので、ニーナに自分の過去世を見て来て欲しいと依頼されたのでした。
その青年は、戦争に行く前に数日、その湖の砂浜で泳いだり野宿をして友人達と過ごしていました。
その青年は、女学校に通う三つ編みのある女学生に恋心を抱いていましたが、告げることができないまま戦地に行かなければなりませんでした。
そこでニーナは、その女学生の夢の中に入り青年が恋心を抱いていることを伝えました。
その翌日、その湖のそばの松林に友人達と出かけた女学生は、その青年とすれ違う時に何故か懐かしさを感じ、頬を赤く染め見つめてしまったのでした。
青年は、その様子をしっかりと目に焼きつけたようでした。
そして、その青年は戦地からもどったらその女性と結婚しようと決めたのでした。
奇しくも、その目的が果たせなかった青年は、生まれ代わりこの女性と再会し結婚したのでした。
このように、過去を癒したり過去世を確認することで、今現在を充実させ不安の解消に繋がっているとニーナは、深く思うのでした。
そして、今現在を楽しく明るく捉えて過ごすことが過去も未来も整えて行くのだと確信するニーナでした。
どのくらいの時が経っているのかわかりませんが気づくと
かつて噴火した山がニーナの眼前に大きくすそ野を広げ包み込んでいました。
久しぶりの龍との旅は、
神秘的であたたかさを感じるものでした。