子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

採卵術後中術後その2

2019-01-27 | 私と夫の妊活日記
採卵手術が無事終わり、麻酔も覚めて歩けるようになったので更衣室で着替えを始めました。


そのとき、ズキズキと痛むお腹がより激しく痛みを帯びてきたのです。


痛くて吐き気がするほどで、下痢などの腹痛とは違う独特の痛み。そりゃそうだ、卵巣に針をさして卵とってるんだから痛んでも無理はありません。


もう一度ベッドに寝かせてもらおうかな、、、。
いや、でもちょっとでも早く帰りたいしな、、、。

心の中でベッドに戻りたい気持ちと帰りたい気持ちが天秤のごとくグラグラ揺れています。


勝ったのは早く帰りたい気持ち。


とにかく着替えて待合室で待っていました。
待合室には患者さんと思しき女性と男性の姿が。


そういえば受付である患者さんが「夫が後で迎えにきてくれるのですが、、、」と言ってたな。

きっとその方のご主人なんだろう。
羨ましい。クマ子は無性に羨ましかった。

採卵手術は正直通常の手術に比べらればなんてことありません。ふつうに1人で歩いて帰れます。電車に乗れます。


それでも、ひとりで帰れても、誰でもない夫が側にいてくれたらどんなに心強いか。


いてくれるだけでいい。
それだけでどんなにホッとするか。


クマ子の夫は朝から新作のテレビゲームに夢中でした。玄関まで送り出してくれたけど、きっと今頃私のことなぞなんとも思わず、ゲームに没頭しているだろう。


土曜日なのに。
送って行こうとも迎えに行くとも言わなかった。「帰りは何時ぐらい?」と聞いただけ。



私が迎えにきて欲しい、と言えばいいだけなんだけど、夫から言い出して欲しくて言葉を飲み込んだ。

遠足に行くみたいに「じゃ、いってきまーす!!」と元気いっぱい出てきた。


術後のクマ子には待合室室で待っている同じ手術を受けたであろう患者さんのご主人の存在がひどく羨ましくて、思わず目を伏せた。



ほどなくして説明室に呼ばれ、今回は1個しか採卵できなかったので、次回再度採卵をする、という説明を受けました。


またこれか、、、、。



気が重い。
だけどするしかない。
自分を信じるんだ、クマ子。
この経験はけっして無駄にはならないから。


採卵術中術後。

2019-01-27 | 私と夫の妊活日記
「クマ子さんはいります!」

そういってスタッフさんと一緒にオペ室へ。よくテレビドラマで見るようなオペ室。

オペ服に身を包んだ7名ほどのスタッフの目が一斉にクマ子に向けられます。


「確認のためフルネームをおっしゃってください」


このやり取りを何度もします。
何度も何度もスタッフからフルネームの確認をされます。


これが面倒な人もいるかもしれませんが、クマ子はこのプロセスにとても安心しています。

スタッフ1人が確認してるから本人で間違いないだろう、という感覚じゃなくて、それぞれスタッフお一人お一人が自分で私がクマ子かを確認する。


これってすごく重要なことだと思います。なにかが起こった時に「誰々さんがそういってたから、、、」なんていう責任の押し付け合いができなくなるからです。


自分の職責を全うする。これぞプロです


手術台に上がると右手には麻酔を入れる点滴が、左手には心音を確認する装置がつけられ、足は台に縛られます。


担当医にまずエコーで卵胞を確認してもらい、


「ではクマ子さん、始めますね」
優しい先生のお声です。大丈夫、そう思える声です。


「ではクマ子さん、今から点滴で薬を入れていきますね。痺れはないですか??」


ほどなくして口の中ににが〜い味が広がります。どうやら麻酔液が体内に入ってきたらしい


「ではクマ子さん、次のお薬はいりますが、次のは、、、、、」



ここでクマ子の意識はなくなりました。








なんか寒いな、、、、。
なんでだろうな、、、。
布団を、、、、


と思ったところで目が覚めました。
すでに最初に待機していたベッドの上。右手には点滴がついています。



お腹が、、、ズキズキ痛む。前回は全く痛みなんてなかったのに。
身を起こしてみるとなんだかとっても気持ち悪いふらふら目が回る。スマホをなんとか取り出し時間をみると12:30。術後30分しかたってないのか、、、。


起きてられないのでもう一度横になり、気がつけばまた寝入っていました。


はっと目を覚ましてスマホをみると13:30。1時間また寝てたようです。ふと点滴を見るとすでに終わっていて、血が点滴の方に逆流していました


そうでなくても貧血体質のクマ子です、ちょっとの血も無駄にしたくないっちゅーのにえらいこと。


ベッド横の呼び出しボタンを押してスタッフさんに目が覚めたら血が逆流しています、と伝えるとすぐにきてくださいました。


「ご気分はいかがですか??問題なさそうならちょっと水分をとってみましょうか」


術後は必ずスタッフさんの見ている前で飲み物が飲めることをみせなくてはなりません。

えずいて飲めない場合は問題があるようで、その確認のためです。


今回もクマ子は問題なくごくごく、あっという間に1本飲み切りました。
あとは持ってきた菓子パンとお菓子を食べてもう一度横になります。


気分は問題ないけど、問題は腹痛。前回にはない痛みがずっと続いています。



まあでも2時間もすれば治るらしいから、帰るか、と思いトイレにいって尿がちゃんと出ることを確認してからスタッフに伝え、ベッドを後にしました。



続く



いざオペ室へ

2019-01-27 | 私と夫の妊活日記
昨日の土曜日、2度目の採卵を受けてきました。クリニックによっては麻酔なしで採卵をするらしいのですが、それはそれは激痛なんだとか。


その点浅田レディースクリニック品川は全身麻酔でしてくれます。だからすごく安心。


そのかわり、当日朝7時以降は絶飲食。絶食じゃなくて絶飲食です。お水すら一切だめ12:00からの手術が終わるまでの我慢です。


メイク、ネイル、アクセサリーも当日は一切不可なのでジェルネイルしている人は採卵の日を逆計算してサロンに行きましょうね


そうそう、コンタクトも不可。メガネスタイルで来院しましょう。


採卵の日の持ち物は次の通り:
① 夫の精液
② 手術代25万円
③お尻が隠れる丈のワンピース
④糖分がとれる500mlのドリンク最低2本
⑤術後すぐ食べる甘いもの
⑥夜用ナプキンをつけたショーツ
⑦スケジュール表


ワタクシ、2回目ですから慣れたもの。上記を抜かりなく用意して、ちゃーんとすっぴんでクリニックまで行きました。



採卵手術は12:00からなので11:30に受付をすませます。採卵手術を受けるのは自分1人の時もあるけど複数人の時もあります。

だからといって早く受付をすれば早くしてもらえるわけではありません。


手術の順番は採卵予定数や状態でクリニック側であらかじめ決められています。


ベッドには番号がついていて、その順にスタートします。


受付でもらったクマ子のベッド番号は1。今回は採卵予定数が1つなのでどうやら一番最初のようです。



更衣室でワンピースに着替え、お弁当を入れるような手提げにジュース2本と携帯、お菓子類、夜用ナプキンをつけたショーツ、それに精液を入れてベットルームへ。


ベッドルームにはヘアキャップが置かれているのでそれをかぶってスタッフが迎えにきてくれるのを待ちます。



ちょうど12時ごろ。スタッフさんが手術室の方でミーティングしている声が聞こえます。よし、もうそろそろだ。


ドキドキ、、、
鼓動が早くなるのが自分でもわかります。


落ち着けクマ子、落ち着け。なんてことない、目が覚めたらこのベッドの上にいるんだ。



スタッフさんの足音が近くなり、お迎えに来てくれました。その方に夫の精液とショーツを渡します。


「ではいきましょう」


にっこりと優しい笑顔のスタッフさん。いつも彼女たちの笑顔にどれだけ救われるか。


それではクマ子、オペ室にいってまいります。