皇居の落書き

乱臣賊子の戯言

役所を批判してもどうにもならない

2024-09-21 22:40:46 | 皇室の話(3)
令和6年9月21日9:06、日刊ゲンダイDIGITALより配信の「小室圭さん騒動時を彷彿させる宮内庁長官の“ズレ”…まずは悠仁さま世代の受験生が納得する丁寧な説明を【秋篠宮家の学校選び】」と題する記事がある。

いまいち、書き手の意図の分からない記事である。

皇室に生じた問題を評論する際、宮内庁が責任を果たしていないとか、宮内庁の対応が不十分であるといった批判の仕方は安全であるし、何かそれらしいことを論じたような感じにはなる。

そして、宮内庁としても、皇室を守るという観点からは、自らがそういう批判の対象となるということは、ある程度覚悟している話であろうし、むしろ望んでいるかもしれない。

ただ、問題の中には、そのことについて役所を批判して、それで一体どうなるのかといった類いのものもあろう。

宮家の子どもをどのように養育するか、進学させるかについて、宮内庁はどこまで関与できるのか。関与すべきなのか。

かつては、皇位継承者として養育するために、親元から引き離して育てるということもできたかもしれないが、現在はそんなことは不可能だろう。

現在、あくまでも主導権は宮家の親御さんにあるのだ。

この問題で役所を批判すればするほど、「そんなこと言ったって宮家の親御さんがダメな人たちなんだからどうしようもないんじゃないのか」、という気にしかならず、ダメっぷりが際立つだけである。

仮に、ご養育、ご進学について上手くいき、国民から称賛されることとなれば、その手柄は宮家の親御さんのものということになるのであろう。
しかし、上手くいかず、国民から批判されることとなれば、その責任は役所が追うべきこととなる。

これではなんだか、ブラック企業のパワハラ上司と部下の関係みたいだ。

「西村長官、吉田大夫いずれも警視総監を務めた超弩級の警察官僚。」

これだけの人たちでも、もうどうしようもないというところに、問題のヤバさがある。
コメント
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