皇居の落書き

乱臣賊子の戯言

男系派の国会議員はちゃんと仕事をしなさい

2024-11-07 23:44:00 | 皇室の話(3)
令和6年11月5日17:00、夕刊フジより配信の「皇位継承に関する国連勧告に反論 松原仁氏「全く容認できない」日本国家の骨格否定「政府に外交力の欠落があったのでは」と題する記事がある。

松原仁氏の主張については、何を言っているのだろう、という感想しかない。

「皇位の男系継承は天皇の正統性の根拠であり、これが崩れるならば日本の国家の骨格の否定につながる」とのことだが、「日本の国家の骨格」とは、そんなことで崩れてしまうようなものなのだろうか。

思想・信条の問題ということかもしれないが、もし、本当にそう信じているのであれば、それならばそれで、もっと真剣に男系継承の維持について取り組むべきだと思うのだが、政治家としてそこまでの行動をしている様子は見られない。

男系継承の維持のためには、現皇室においては悠仁親王殿下が唯一の希望となるが、悠仁親王殿下の交際相手(お嫁さん候補)を探したりとか、やるべきことはいろいろあると思うのだが、何かしているのだろうか。
旧宮家の男系男子の子孫の養子案ということなら、説得に回って候補になってくれる方を探すとか、やってみればよいではないか。

それに見合うだけの行動を伴わないで「日本の国家の骨格」などと口にすれば、かえってその値打ちを下げてしまうことに気づかないのだろうか。

国民の一人である筆者として、「全く容認できない」話だ。

松原仁氏は、「政府は外交力の欠落があったのではないかと深く反省するべきだ。日本の国の長い歴史風土を諸外国に知ってもらうことは極めて重要だ」と述べているようだが、「日本の国の長い歴史風土」ということと男系継承とはどう繋がるのだろう。

あまりに説得力がなさすぎる。

結局、自分自身で何も理解できていないのではないだろうか。

男系継承を維持するべきという主張をするのであれば、何よりも必要となるのは男系継承の意義についての説得力ある説明ということになるであろう。

松原仁氏に限ったことではないが、国会議員というのは議論が仕事なのだから、もっとちゃんと仕事をしないとダメだ。

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