令和6年6月18日、共同通信より「石破氏、女系天皇に含み「完璧に否定でいいのか」」と題する記事が配信された。
6月18日のBSフジ番組で、石破氏が「男系優先に決まっているが、女系を完璧に否定していいのかというと、皇室を大切にするということから少しずれていると思う」と述べたとのこと。
女系はダメだけど女性天皇は認めてもいいのでは、という意見は時々聞くことがあるけれども、石破氏のように注目度の高い人物において、女系に肯定的とも受け取れるスタンスを表明するのは珍しい気がする。
ただ、かなり慎重な言い方ではある。
完璧に否定することへの疑問という程度のようなので、肯定的とまでは言えないのかもしれない。
それでも、「皇室を大切にするということから」という視点を打ち出していることは、重要なことだと思う。
皇室の方々を大切にするということを二の次とし、独自の伝統観・原理を最優先とする主張には、ウンザリとさせられるし、そういう主張こそが、皇室の消滅をもたらすことになると思うからである。
ただ、皇位継承資格の女系・女性拡大を認めるとする場合、考えないといけない論点はいろいろとあり、それなりにしっかりと取り組むという覚悟は必要になってくるので、完璧に否定することへの疑問という程度だと、やっぱり弱い。
このような受け止めでいたところ、6月19日、夕刊フジより「石破茂氏が〝女系天皇容認〟発言で波紋、総裁選に影響か 八木秀次氏「立憲民主党の一部や共産党の考えに近い」」と題する記事が配信された。
面白い反応である。
筆者のような女系・女性拡大支持の立場からして、悪い発言じゃないけれども弱いなぁと思っていたところ、男系固執派においては重大発言として捉えているというわけである。
石破氏は、まず「男系優先に決まっている」と述べているのだから、「〝女系天皇容認〟発言」とまでは言えないのではないだろうか。
それにしても、八木秀次氏の主張、男系固執派の主張というのは、つくづく了見が狭い。
自分たちの主張と完全に一致していないと、すぐに敵とみなしてしまう。
石破氏においては、この際、このような連中は見限って、皇位継承の在り方についての考えを深めていただくことを期待したい。
6月18日のBSフジ番組で、石破氏が「男系優先に決まっているが、女系を完璧に否定していいのかというと、皇室を大切にするということから少しずれていると思う」と述べたとのこと。
女系はダメだけど女性天皇は認めてもいいのでは、という意見は時々聞くことがあるけれども、石破氏のように注目度の高い人物において、女系に肯定的とも受け取れるスタンスを表明するのは珍しい気がする。
ただ、かなり慎重な言い方ではある。
完璧に否定することへの疑問という程度のようなので、肯定的とまでは言えないのかもしれない。
それでも、「皇室を大切にするということから」という視点を打ち出していることは、重要なことだと思う。
皇室の方々を大切にするということを二の次とし、独自の伝統観・原理を最優先とする主張には、ウンザリとさせられるし、そういう主張こそが、皇室の消滅をもたらすことになると思うからである。
ただ、皇位継承資格の女系・女性拡大を認めるとする場合、考えないといけない論点はいろいろとあり、それなりにしっかりと取り組むという覚悟は必要になってくるので、完璧に否定することへの疑問という程度だと、やっぱり弱い。
このような受け止めでいたところ、6月19日、夕刊フジより「石破茂氏が〝女系天皇容認〟発言で波紋、総裁選に影響か 八木秀次氏「立憲民主党の一部や共産党の考えに近い」」と題する記事が配信された。
面白い反応である。
筆者のような女系・女性拡大支持の立場からして、悪い発言じゃないけれども弱いなぁと思っていたところ、男系固執派においては重大発言として捉えているというわけである。
石破氏は、まず「男系優先に決まっている」と述べているのだから、「〝女系天皇容認〟発言」とまでは言えないのではないだろうか。
それにしても、八木秀次氏の主張、男系固執派の主張というのは、つくづく了見が狭い。
自分たちの主張と完全に一致していないと、すぐに敵とみなしてしまう。
石破氏においては、この際、このような連中は見限って、皇位継承の在り方についての考えを深めていただくことを期待したい。