こぼれ絵日記

とりあえず楽しく過ごしたい

店に入ってきた時点で面接は始まっているのだよ

2012-05-02 11:41:19 | 仕事の話
店頭に貼ってる求人募集のPOPを見て1人の女性が店に訪ねてきた。

年齢は50代半ばくらいかな。


見た目は、完全に大阪のおばちゃん。

派手目な服を着てチリっとパーマをあて、そしてとどめが買い物袋からはみ出したネギ。


「あそこの募集の紙を見たさかいに来させてもろたんですけども、まだ募集してますやろか?」


おお!?

まだこの世に、こないにもコテコテな大阪人が存在しとったとは・・・!!


とりあえず、

募集はしてる・やる気があれば年齢制限はない・履歴書もってきてくれ

という旨を伝え、



ボク『そしたら明日の4時に面接に来ていただきたいんですが大丈夫ですか?』


大阪人「大丈夫です。あ・・・履歴書って写真貼らんとダメですか?」


『もちろんです』


「あぁ・・・それやったら明日は時間がないですね~」


『いや、写真は1分あればできますよ』


「う~ん・・・来週でもいいかしら?」


『・・・はい、まぁいいですけど』



ってことで5日後に面接の約束を。

まぁ、100%不採用やけど。




すると2日後にその大阪人…おばちゃんが店にやってきた。

小奇麗な服装で小奇麗なパーマをあてた、息子の参観日に行くかの様なスタイルで。


そして写真ができたので面接してほしいと言うてきた。

べつにすぐにでも面接できたけど

なんか、おばちゃんに振り回されるのはシャクやったもんで、面接は翌日に持ち越し。



どうやらきちんとした髪型で写真を撮りたかったみたい。




いざ面接してみると、履歴書もちゃんと書けてるし言葉遣いも良いし、なかなかどうして悪いところなし。




でも不採用。

理由は、第一印象が最悪やったから。

いくら面接でよくても本性を知ってしまってるからね。



毎度のことながら

不採用って決めてて面接するのは、ホンマに罪悪感でいっぱい。

不採用って決めてても今後のお客さんかもしれんし、他の人に話されるかもしれんから、適当な面接は出来ひんし。


まぁ、不採用の理由は相手にあるから仕方ないんやけど。