♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

ここのかめ(3)

2012-06-19 | そうだ、どこか行こう( ・・)b

美幌峠を出て、さらに北へ北へ進みます。

途中からだんだんと晴れてきて、
実に北海道らしい空が見えてきました。

 

ほのかにピンクに染まる空。

立ち寄ったのは、ぱぱすランドさっつる という道の駅。 



なーんもなかったけど、休憩がてら晴れた北海道の空を見て、
2日目の空を満喫☆

 

同じ空のはずなのに、どうしてこうも違うんだろうね。
すっきりとどこまでも広がって、どこまでも綺麗・・・。

一休みしてまた延々と、空と緑しかない道を
音楽かけながらひた走る。
うーん、気持ちいい・・・。



だんだんと日は傾いて、
私のテンションが上がる時間帯へ。
西の方の空が、面白い感じに変化をしはじめます。



運転手には申し訳ないけれど、
窓を全開に開けて、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
空を見て、ワーワー言いながら写真撮って、しあわせマックス。



しかもしかも、見えてきたのは・・・・・

  オホーツク海!!!!!!

海だよ海~~~!!

北限のつめたいつめたい、オホーツクの海!!!

夕日が海に飲み込まれていく様!

なんて贅沢ドライブ☆


  海沿いの道。

どこまでもどこまでも続くんじゃないかってくらい
ひたすらまっすぐの道は、本当に海が近くって
あぁ。日本地図の端っこまで来てるんだってことを実感。。。


 

あまりにも騒ぐもんだから、車を止めてもらえて、
ちょっとした 砂浜っぽいところで夕日を眺めることに。


 ねぇ、だって感動だよ。

日本地図のうねうねってしてるあの端っこが、ここかもしれないんだよ。
すごいすごい。

なーんもない静かな海辺。
さすがに寒いけども、北の空に沈む夕日、これはすごい本当にうれしい。

 

 (←ちょっとカメラ効果(笑))



半月に沈むところまでは、寒くて待っていられなかったけれど、
わたしの心を一番鎮めてくれる、夕日の風景心癒されました。


さて、本日のお宿はやってまいりました、知床のお宿。

少し、高台の方にありました。

途中、国道沿いにある知床八景のひとつ。オシンコシンの滝へ。 

  すごい音とともに、結構ド迫力な滝が流れてるんだけど

よーく近くに寄ってみたら...



 wao!!

 

 

クマ出没につき立ち入り禁止。

わー・・・

本当に、人間が立ち入ってはいけない場所に来てしまった


って気がして、背筋が寒くなりました。

だった、こんな国道沿いの観光地なのに
しれっとクマが出るって。

大学のうらの、クマ出没注意のちょっとさびれた看板と違って
手書きの赤字がやけにリアルで、本当にやばいんだろうなって気がしました。

もちろんおとなしく、遠くから写真を撮るだけで済ませておきました。

  いつかクマが出なくなったらまた来るよ。


ちなみに、この時の気温。20度を切ってます。 



6月だけど、やっぱり寒いね~。


お宿では、お待ちかねの海沿いの温泉とおいしい北海ごはん。

 なべバイキングとか、デザートいっぱいとかなかなか豪華。


周りを見渡すと、定年すぎたご夫婦ばっかりだったけどね。
やっぱ若者は来ないよなぁ・・・(笑) 


ちなみにおまけ。お風呂上りに、フロントをぶらぶら。
エントランスから、寒いのかなぁと外をのぞいてみたところ 
暗闇の中に、猫とは思えない太い尻尾の何かが横切るのを目撃!!!


はっ!!ま、まさかまたもやキツネでは???


瞬間的に大興奮してしまいまして、つっかけ履いて、外に出て
暗い夜道をきつねと思しき獣を追う、追う、追う・・・。

曲がり角の向こうで、きらりと光る2つの光。
あぁ・・・キツネだ、たぶん。
すごい、こんなに野良猫的なポジションでキツネがいるんだ。


だいぶ感動してしまいました。

せっかくなので、夜の散歩を楽しんでたところ、
本州には見ない、でっかいポピーのつぼみを発見。

 

比較対象がないからわかんないけど、
わたしはこれをお化けポピーと名付けました。
ってかケシかもしれない・・・。
ほっかいどうはでっかいどう。


さらにさらに、
キツネを見失って残念と思って空を見上げたら
それはそれは、満点の、美しい星空☆☆☆

黒い幕の上に、ちりばめられたといっても過言ではない星の数。
星座を見つけるのが難しいくらいの星の多さに、さらに大感動!!


生きてて良かった。


街灯のない駐車場で眺めた星空は
本当に信じられないくらい綺麗で
流れていく星もいくつか見えるくらい。


こんな空を毎日眺めて生きている人もいるんだなぁ。。。


大げさではなく、心が浄化されていく音が聞こえるくらい
本当にすばらしい場所に来れたことを実感した夜でした。


 


ここのかめ(2)

2012-06-19 | そうだ、どこか行こう( ・・)b

さて、キツネの興奮冷めやらぬまま、次に寄ったのは、
まりもで有名な阿寒湖。

まずは、アイヌコタン、アイヌ民族の集落にやってまいりました。
 

国内最大のアイヌのコタンがここなんだって。
色丹とか積丹とか、北海道にはアイヌの集落がたくさんあるんだね。

 このこもアイヌのワンコなのねー。

 

 

何の知識もないまま、立ち寄ってみたんで、お土産屋さんとかをふらふら覗き見。
と、そこに一匹のわんこ。


 

北海道犬の血が流れていそうな雑種のわんちゃん。
かわいいねーって寄っていったら、お店のおばちゃんにいろいろ話しかけられました。

 
本名・まじめくん。

そんな彼は、ポチたまにも出演経験があるそうです!まさおくんに会ったらしい。 すごいね。

すっかりおばさんと仲良くなっちゃって、いろいろとアイヌの歴史について教えてもらいました。
まったくもって、自分たちの暮らしとは違う民族文化を持っていて、
それを守るために、こうしたコタンで代々文化を伝えながら生きているということが
近くに住んでいなかったら、もしくはこうして訪れることなかったら知る由もないこと。
予想外に1時間くらい立ち話しちゃったけど(!)、いいお話を聞けました。

それからお店の中で、「ムックリ」というアイヌの民族楽器の演奏の仕方を教えてもらいました。
竹の薄い板の両端にひもがついただけの簡素な楽器。口に竹を当てて、ひもをひっぱって
呼吸や口の開き方で音を変えながら、竹を振動させて鳴らす楽器。おもしろかったー☆
おばさん、ありがとう!良い出会いでした。


  こちら、おとなりの黒パグ君。



思った以上に長居してしまったんだけど、アイヌコタンを出て、
ちょっくら湖の方へ行ってみることに。


と、思ったんだけど、気になる散策路があったので、少し寄り道。

  森~!!!

ほんとうに鳥の声しか聞こえない緑色の道。
空気も気持ちよくって、日差しも陰るからすずしい。
森の先に湖が見えるらしいので、少し先へ。


・・・!!


なんか聞こえる、待って・・・。


鳥の声と風の音に混じって、少し違う音。
なんだろう?虫かな?

立ち止まって、あたりを見回してみたら・・・






エゾリス発見!!!

かーわーいーいー!!!!!

すぐ近くの木の上で、ぽりぽりぽりぽり、一生懸命何かを食べていました。

なんて愛くるしい・・・・。


 だいぶ必死に食べてました。


ずーっと動かず観察してたら、
ふとした瞬間に食べてた実を落っことしてしまったようで
あわてて木から、さささっと降りていっちゃいました。


あーーーーしあわせ。


さらに進むと、

  ぼっけ。

火山活動があるんですねー。
黄土色の泥がボコッボコッと水蒸気と一緒に煮えたぎってます。
そして、硫黄くさい・・・。 


  落ちたら飲まれそう。


地熱がすごいらしいので、すぐ近くの湖のほとりにもこんな看板が。

  やばいっすね。



 

さて、阿寒湖。
この湖の底にはごろごろとまりもの集団が、いらっしゃるのでしょうかね。

  


時間があれば、さっきの森の散策路をさらにぐるっと行きたかったんですが、
まだまだ見るところはあるので、温泉街の方へ。

こういう温泉街ってさ。
お土産屋さんの古めかしい雰囲気がどこもおんなじだよね。

あと、チョットかわいそうな猿さんも・・・

 超ふきげん。


その後、本当は摩周湖・屈斜路湖、とお近くの湖をすべて制覇したかったんですが、
意外とアイヌコタンで時間取っちゃったんで、どちらか一つに絞ることに。


この時、天気がやや曇り気味、霧の摩周湖っていうけど
これは確実に何も見えないんじゃないかね、ってことで、屈斜路湖へ行先変更。

湖は阿寒湖で見たし、じゃ、峠を登ってみようかね、と美幌峠を目指します。


標高490メートル。
くねくね道を登っていると、昔行った蔵王のオカマを思い出します。(←変換おかしい)
あの時も似たような天気で、似たような道で、なんか何も見えなかった。。

ついたところは、美空ひばりの歌が延々と流れる峠。


でも、でも!

景色はなかなか!



ぽっかり浮かぶのは屈斜路湖の真ん中にある中島です。
雲は多いけどね。


だがしかし・・・・





風が強い。


髪がぼっさぼさです。目を開けるのがつらいほどの強風。そして寒い。

レストハウスで遅めのお昼ご飯を食べて
次の目的地へ向かいます。




初日の昨日、この日の朝から結構進みましたよー。

まだまだドライブはつづきます。


 


ここのかめ(1)

2012-06-19 | そうだ、どこか行こう( ・・)b

6月19日(火)旅行2日目

朝起きて、たっぷりごはんを食べたのち、さっそく車で動き出しました。

昨日のうちは、もう1回展望台で湿原を見ようかなんて話もしてたけど
実は今日の目的地は、およそ200キロ先の場所。
ぐずぐずしてたら、途中で遊べないどころか、着くのが夜中になっちまうってことで
釧路の地をあとにしました。
市内のビルに貼ってあった「くしろよろしく」というスローガンが忘れられません。


 

さて、まっすぐに続く道路の横。
あちこちで馬やら牛やらが、草をはむはむしています。のどか。

途中、休憩のために立ち寄ったパーキングには、こんな看板も。

 

野生王国・北海道!!

     きれいなお花も。


売店で買ったあかんべえ=ヨーグルト。


それとそれと!
これ↓


 私が駐車しました(^^)v

3年ぶりにハンドルを握ったので、どれが何やら覚えてなかったよ。
命は他人に預けた方が安全だと思ったので、駐車場を走って満足。またいつかね・・・。


さて、パーキングを出て、道路はどんどん緑めいてきます。

あちらこちらで・・・



 動物横断注意の標識。

外はほんのり雨模様。
視界も悪くなってきてるから、ほんとに気を付けて運転してねと言ってる矢先・・・!!!









  はぁっっっ!!!!!



徐行・・・


徐行徐行・・・


きたよきたよ・・・・


きたきつねきたよ・・・


 


横断するきつねさん。



道路の反対側に渡って、ゆっくり横切る私たちを・・・




  じーーーーーーーーっ。


わー。きつねだきつねだ。ほんものだ。キツネ村のきつねとおんなじ顔だ。
犬よりしっぽが太いよー。すごいよー。


シカのちら見に続く2匹目の出会いに、感動してしまいました。


でもね。

あとから知った話。

きつねさん。

何も知らない観光客が、物珍しさに車からお菓子を投げたりするもんで

こうして人慣れ車慣れしてしまっていてね。

悲しい事故が増えているんだって・・・。

道路でお座りしてたり、車に寄ってっちゃったりね。

都会のハトたちの餌やりなんかも問題だけど
規模が違う、手つかずの大自然の中に人が介入しちゃって起きてる悲しい話。

野生動物を見たら、車を徐行して、そっと見るだけにしましょう。

あのきつねさんも、無事に森に戻っているといいなぁ。



さ、出会いを胸に次へ進みます。

次は有名な湖のほとりへ。