ー2017年8月3日。
この日、
伴侶と連れだち
訪れたのは東京亀戸天神社。
下町天神様の呼び名で親しまれてるわね
その実、
学問と厄除けの御神霊...
菅原道真公への挨拶詣でへ。
長崎への旅には、
かねてより積もりつもる
特別の思い入れがあるものの...
そこへ
至るには九州の玄関、
福岡博多を渡るのです。
本宮・太宰府天満宮へ参らぬものか
旅の無事を祈念しつつ、
当地へ向かうことを報告に
来たのでしたが...このとき台風接近中。
急を告げる風雲に
乗れるか逸れるか運試し、
みすみす悪天候のさなかへ
突っこんで出発することとなるのでした。
(当時のニュース画像より)
. 。 ・ . 。 ・ . 。 ・
ここは亀戸天神様。
正面の大鳥居を
くぐった先に見えるのは男太鼓橋、
過現未の橋の "過" ... ルーツの源と始まりね。
おまけにスカイツリーも臨めるのよ。
台風が九州を直撃するかも
しれないと天気番組が
予報する。
こちらも煽りをうけて淀む空。
太鼓橋の真上から眺めた心字池。
1つめの橋を越えた次-、
この平橋が
過現未の "現"...現在。
その向こうにもうひとつある女太鼓橋が、
未来の橋よ。
三世橋を渡りながら浄まり
社殿に到達するって寸法だわ、
今まさに現在橋をお渡りなのは鳩さんで。
-御神前こと境内。
ちらほらと、
まばらながらも
参拝客さんの姿ありて。
わたし達も九州本宮へ参ることを此処に報告
嵐だからと旅の日程を変えることは
考えられなかった。
二人で行くなら...
今しかない
そんな強い予感が働いて。
途中どこかの暴風域で足止めされても、
その場所で待機し向い直すプランも用意済み。
(( リタイアはない、しません。))
今思うと
報告というより、
宣誓だったかもしれない。
-五歳菅公像。
この和歌にふれると、
心まで紅色に華やぐような
あでやかさを感じます...好き。
-御神牛。
撫でると
知恵を授かるとのいわれは、
もはや説明要らずの有名さかと。
老若男女ともに撫でさすられて、
とてもテカテカして
おいでです。
出発日まで、
まだあと幾日かある。
例年通りなら疾っくに
彼方へ去っているはずの台風が...
この年は自転車並みのスピード進度
それだけが
予想外だったな。
さりとて大自然が相手ではね...
偉大なる畏の力を前に文句は言えぬ。
ニュースでは、
まだ九州ら辺上空を
のろのろと鈍く動いている様子です。
"飛び梅" か。
ふと思いかえす飛び梅伝説、
私の身も太宰府へ
飛ばせたならな。
すぐ、
すぐに。
敢えて嵐に巻かれるのだもの、
乗じてみせよう。
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