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世界には、
独裁者と言われる政治家が、常にいる。
残念この上ない。
彼らは、頭抜けて頭角を現し、国の支配に至る。
統制力を高める事に専らとなり、
その国民は彼の描く青図の材料に貶められる。
人権など歯牙にもかけられない。
独裁力を確保してしまうと、次に、
彼の言動に妄想が芽生え始める。
妄想は彼にとって、正義心の骨格になっていく。
そうなると、もはや国家というものが、
彼個人の国に化けていく。
彼の組織員たちは、優先的な共益を失わんために
追従に余念がない。組織はますます強固になる。
巨大な詐欺行為、個人による国家略奪である。
この100年をとっても、そんな政治家の名がゴロゴロある。
ただ、そうした出現をその社会は何故止めることができないのか。
国民の多くは、大言壮語の誘導に弱い。
社会の大半がオレオレ詐欺に遭ってるのに、気が付かないのだ。
美味しそうに擬装されたものに、やっぱり惹かれてしまう。
ちょこちょこ擽られて、まんざら悪い気がしないのである。
政治はよく分からんと、下駄を預けてしまうのである。
親に理不尽に怒鳴られても、逆らえない子供のようなところがある。
そうではないよと、親に反論する大人になれないのである。
そして、沈黙を選んでしまうのである。
独裁社会の青図は、東西どれもこれも同じである。
多様な立場を受け入れない社会では、
有形無形の暴力源が潜在していて、出番を待っている。
社会があらかたの事を分かっていても、独裁はヌッと顔を出す。
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