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優越者は、傷つく側の立場になって想像することが一番苦手である。
一部の人たちは、社会をすり抜けるための道具として、
法律を巧みに使っている。
他者を傷つけぬ限り、人は思いのまま生きるべし。
だが、気づかぬうちに他者を傷つけているものだ。
いつも自己点検が求められている。
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日本は、先進国の一つである。
この社会にどっぷり浸かって、生涯を過ごしてきて思うに、
何ごとであれ、歩調を合わせることを良とする社会であることを重ねて知る。
変革の認識があっても、変化のエネルギーはなかなか発揮されない。
自ら発信、発動しないことに積極的である。
異端や異見に過ぎないと思いこむのだろう。
殊に組織のリーダーに顕著である。
先手、専攻のリスクを案ずるばかりだ。
論戦が嫌いである、下手である。
根っこはやはり、村社会の合議待ちなのである。
その傾向は底深い。
先進する気概がむしろ希薄なのであろう。
外圧を受けた時にしか動き出さい。
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