演歌歌手!広野ゆきと愛猫ノン子の部屋にようこそ・・・

デビュー36周年の広野とノン太の妹分、ノン子との日々にご参加しませんか?

あるおじさんの身の上話・・・

2012年10月31日 | リバーサイド

スカイツリーを目の前にして、リバーサイドでの晴天のある日のことです・・・

発声練習をしている私の目の前を、オンボロ自転車に乗ってるおじさんが通り過ぎようとしました!

思わず笑ってしまい、そのおじさんと目が合った時にそのおじさんは自転車から降りて話しかけて来ました!

私は思わず「その自転車、あの階段を担いで来たのですか?」と質問をしました!

そうなんです!!ここのリバーサイドは急な階段で、上ったり下ったりするのも大変なのにこのオンボロ自転車を担いで来たのかと思ったら、つい笑ってしまったのでした!

「お姉ちゃんは、何処の出身だい?」から始まり・・・おじさんの身の上話がはじまりました!

おじさんは、鹿児島の屋久島出身で、中学2年生の時に父が亡くなり、42歳で未亡人となった母は、子供8人を立派に育て、自分は東京に出て来て大工の見習いから始まり働いてきたのだそうです・・・

うんうんと相槌を打ちながら、「何処までこの自転車で行くのですか?」とあくまでも自転車にこだわり聞くと・・・

「足立区の西新井までだよー」との事・・・土手から土手伝いに1時間半かかるそうなんです!

「凄いですね~ お若いですね~」と言う私に。。「幾つに見える?」とおじさん・・・

かなりのおじさんに見えましたが、ちょっとリップサービスとして「18年生まれかしら?」と言いましたら

「おれは13年生まれだよ~」とご丁寧にもお財布からゴールド免許を見せてくれたのでした!

朝8時のおじさんの身の上話でしたが、江戸川競艇に船券を買いにわざわざ足立区から1時間半もかけて来たのだそうですが・・・

 「じゃあなぁ!!お姉ちゃん!」「気をつけてね~」

おじさんはオンボロ自転車で去って行きました!! 哀愁がただよっておりました~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする