noriba-ba's garden

台風の夜とイケメンのノラにゃんこ

大型台風10号が通り過ぎて行った今週末は

山にも強風が吹き荒れ、木々の枝や葉を激しく揺らした。

特に台風が最接近した日曜日の夜には

木々に囲まれたちっぽけなミニログで寝ていると

激しく叩きつける雨音と強風の轟音がすぐ耳元に聞こえてきて

夜中に何度も目を覚ますほど不安な夜を過ごした。

 

その不安が夢に現れたのだろうか…怖い夢を見た。

何者かがドアを開けて室内に入って来ようとするのを

私が必死にドアを押さえて阻止しているのだ。

外は暗くて姿が見えないので、人間か獣かはわからないが

凄い力でドアを開けようと押してくるので

私も渾身の力を振り絞って押し戻そうとするのだが

相手の力の方が強くて私の力では太刀打ちできそうもない。

おまけに声をあげて助けを呼ぼうにも声が出ない。

 

そしてついに力尽きて、今にもドアが開けられそうになり

ようやく喉の奥から声を絞り出すことができた。

「う…うわぁ~!」とか何とか、実際に叫んだ気がするが…

その自分の叫び声で目が覚めた。(笑)

耳を澄ますと、相変わらず激しい強風と雨音が続いていて

あ~夢で良かった…とホッと胸をなでおろしたが

台風の夜に久し振りに見た恐ろしい夢だった。

 

こんなふうに怖い夢を見て、出したくても声が出ず

ようやく絞り出した自分の叫び声で目を覚ましたという経験

私は時々あるのだが…誰でもあるのかしら?

それと、体が動かなくなる…いわゆる金縛りっていうヤツも

子どもの頃に経験したことがあるのだが…。

その時には、枕元に白い姿のおじいさんが立っていた。

その時の怖さは今でも忘れもしない。

起き上がりたくても体が縛られたように動かせないのだ。

もちろん叫び声をあげようにも声も出ず

汗びっしょりになりながら、ひたすら恐怖に耐えていた。

そんな古い記憶がまざまざと甦って来た

今回の台風の夜の出来事だった。

「ふう~ん、オバサンも怖いものがあるんですね…」

あら、ノラくん、久し振りだね!

「久し振りだなんて…ボクは毎日来てますよ!」

あ、そうか、ブログを書くのが久し振りなんだね。

「そうですよ、オバサンが怠けているから…」

そうね、もう9月だよね。ずいぶん怠けちゃった!(笑)

「ボクはこうやって、毎日ご飯を…」

あれっ!今日はトーストパンを貰ったの?

「そうなんです。オジサンがくれたんです!」

もう、オジサンったら…何でもあげるんだから…。(笑)

ノラくん、それ、美味しい?

「う~ん、まあまあ…ってところですかね。」

そうか、まあまあか…。

「でも、オジサンがくれるものは何でも食べないと…」

そうだね、好き嫌いはダメだからね!

「あ~、喰った喰った!」

まあ、大きな口を開けちゃって…。凄い顔だよ!(笑)

「じゃあ、この顔はどうですか?」

おっ!カッコイイねぇ~。イケメンに見えるよ!

「見える…じゃなくて、イケメンなんです!」(笑)

そ、そうだね。マダニもケガもないと、確かに…。

オジサンからの栄養補給の甲斐もあって

最近のノラにゃんこはなかなか良い面構えになって来た。

そう思うのは贔屓の引き倒しだろうか?(笑)


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