のりまき

ときどき日記

藤田展

2006-05-19 | 日記
梅雨の到来のような雨混じりの曇り空の中皇居の隣りの国立近代美術館で催されている美術展に行ってきました。

今週の火曜日に出かけた友人から聞いた情報はチケット買うのに10分入場に10分混んでいて足踏まれたり大変だったとか。会期終了間近に行くものではないと。
今日はもっと混んでいてチケット20分入場までに40分でした。

日本人としてパリで名声を得た後に各国を回り帰国後再びフランスで描き続けた作風には幾つもの変化が見られてとりわけ日本画の影響も強く出ていると言われる輪郭の線と肌の色が美しく惹きつけられました。

作品の直ぐ近くまで覗き込むほどに近付いてしげしげと眺めるファンも多く、ちょっと近付きすぎ?なおじいちゃんも居ましたが目を凝らして観ると細部にまで描かれている細々とした描写に魅了されます。

音声ガイドによる説明を聞きながら作風の変化と時代の変化が顕著に現われて素晴らしき乳白色と言われる肌も魅惑的で見応えのある展覧会でした。

少し前に鎌倉の美術館まで絵を見に1人で出かけていく友人をとても大人だと感心していましたが、絵を観に行くのは1人も良いかもしれないと思ったのでした。
人込みの中一緒に行った人捜さなくって良いので楽かも知れないと。