堺市の小学校で「生き物と環境とのつながり」をテーマに環境教育の支援を実施している。
1学期最後となる授業を先日実施させていただいた。
今回は生き物が必要とする環境について理解することを目的に展開。
前回までの振り返りの後、校庭にでて生き物を探した。
鳥でも虫でも何でもいいのだが、やはりこの時期、この学年にとって生き物と言えば「ムシ(昆虫)」以外の何物でもない。
バッタから始まり、もっと多く探すうちに違う生き物に目が移っていく。
カマキリやハチなど動きの大きな生き物から地面を這うクモや巣を補強するアリ。
捕まえるから観察に思考が移り始める。
生き物は何をしているのだろうか?
さすがに、これは追い出しをかけられたムシたちからは分からなかった。
教室に戻りどこで何を見つけたかを共有する。
同じものを見ていても決して同じでないことを伝えたかった。
自分と違う生き物を見ているクラスメートがいることで、なぜ見れたかを考える。
ただ見れた。
そのことを通じて様々なことを考えてほしい。
振り返りの後は、クイズ大会
班ごとに私が出した問題を考えていく。
そして、班ごとに検討結果を発表し根拠を述べる。
鋭い洞察にこちらが驚かされる。
生き物に興味を持ち、生き物が生息する環境に興味を持つ
そして、自分たちが生活している環境は生き物と共有していることに気づき、興味を持つようになってほしい。
さて、後は夏休み明けのまとめを残すだけとなった。
まとめの方向性はあるのだが、より相応しいまとめの形があると感じ始めた。
まとめ、日頃の授業や今後の展開も含めて担任の先生と相談して形を決めよう。
今回は以前からお付き合いのある企業が見学に訪れた。
担当者とも久々に会えてうれしかった。
また新しい展開に広がれる様に出会いを大切にしていこう。
環境教育は自分一人ではできないのだから。