ゆうべは、川崎市の新丸子というところを拠点に活動している若者の音楽をitunesで聞いた。ストリート演奏をしたり、ごみ拾いのボランティア活動をしながら音楽活動に情熱を傾けている姿に胸を熱くした。可能性を秘めた若者たち。葛藤しつつ、一人ひとりが自分の持ち味をだそうと懸命に生きている。ぼくには、娘が、ある資格を持ちながら正規の職業につけず毎日、派遣会社からの携帯電話を待って夜業の仕事にとんでいく姿とダブって見える。オリンピックで「金」を取れなかったと嘆き、冷やかにみる政治家がいるが腹立たしい限りだ。雛は雛のままではない。
きょうのお天気は晴れ。雲が多く風が冷たい。紅生姜を買いにスーパーへ行く。手袋を落とす。どこで落としたかわからない。近頃、そいうことがちょっと多いようだ。先日も部屋で「スリッパどこへ行った?」と愚妻に聞いた。「スリッパが勝手に行くことないでしょ」といわれ押し黙る。ゆうべ、ふとんのなかで句をひねったが朝起きるとすっかり忘れた。脳を活性化しないと。若者の音楽にも耳傾けてがんばろう。
花壇へ出て花がら摘みと雑草引きをする。ボランティア仲間が、「だいぶよくなってきましたね」と顔を見て言う。「もうちょいですわ」。
雛祭すみたる雛のならびます 波津女
老妻が埃を払い雛祭る 愚句
雛まつりケイタイを待つ派遣の娘 同
呆け封じ寺に託すや老いの春 同
かるの子や水中ほかほか育ちおり 同
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