ノーやん日記パート2

竜の話にのめり込んで

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 曇りのち霙。東京は大雪警報。南方熊楠先生の「十二支考」(上)から「田原藤太竜宮入りの話」を読む。「話の本文」「竜とは何ぞ」「竜の起原と発達」「同(つづき)」「本話の出処系統」。文庫本でほぼ100ページに及ぶ長~いお話。古今東西およそ竜にまつわる話をとことん調べまくった著作。「龍の話」は、林巳奈夫先生のご著書を読んだことがある。それは中国の龍の図像をもとにしたお話だった。昼はパスタ・ナポリタンの残りで。

 熊楠先生は、竜にまつわる世界中の類話を見つけ分析し、これをたんなる空想上の話とせず実在した鰐の一種の「鱷」(ガク)という生物の虚張談に尾ひれがついて発達していった「想像動物」とみなす。なかなか博学の士ならではの「科学的考察」ではないか。ひとまず「田原藤太竜宮入りの話」を飛ばし読みし、江戸時代の犬の鳴き声探索のため千里図書館へ「和漢三才図会」を借りに行く。途中、霙にあう。リクエストを間違えたらしい。「びゃうびゃう」と鳴く犬の記事はみあたらなかった。105巻中何冊目にあるのかな。

 天神社(写真下)の近くの畑で水仙の花守をしている白雪姫のこびとに出合う(写真上)。
          霙るるやこびとが花の守りに立つ 昇龍子
 
          

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}オンディーヌですか。「エンサイクロペディアブリタニカ」あたりにあるのでしょうか。わが家の世界大百科事典にはありません。
fm
「霙るるやこびとが花の守りに立つ」

信楽のタヌキじゃなく、白雪姫の小人が合う庭もありますね。

竜だけでなく、オンディーヌもお願いします。彼女の誘惑に乗ったら二度と帰ることはないです。溺れた人は美女の幻をみた人です。鰐と水の妖精とはだいぶイメージが違いますが。
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