千里中央は朝から選挙ムード。N党、S党、I党がそれぞれ幟を立てて舌戦を繰り広げている。ポスターあり楽器あり。揃いのユニフォームでお祭りのよう。アベノミクスの是非を問う解散選挙と言われてスタートしたが現実の争点は安倍政権の増税、経済、原発再稼働、沖縄新基地建設をはじめ暴走政治全体に向けられている。とりわけ沖縄の選挙戦の様相は、日本の進路を左右するだろう。加えて戦後政治(平和憲法体制)を根本から否定する政権の暴走に「怖さ」を覚える人も多い。
きょうは日本軍による南京虐殺事件が始まって77周年という。南京事件研究者の笠原十九司さんの「体験者27人が語る南京事件」(高文研)とナチ党員だったジョン・ラーベ著「南京の真実」を南千里の千里図書館で借りる。前著は、2001年5月から2年間かけた虐殺の被害者、関係者からの聞き書き。後著は、ラ―べの日記をもとにドイツの歴史学者・作家が編集したもの。笠原さんは、ヒヤリングした動機を「南京事件の被害者総数が30万人とか20万人とかいう問題よりも、一人ひとりの被害、犠牲に思いを馳せることの大切さを痛感したからである」と書いている。沖縄の悲劇を想う心もおんなじや。冷静にまじめに日本の行く末を考える選挙にしたい。藤村の「破戒」を読み終わる。生徒の前での「新平民」の告白。父親の教えを破り自立した人間に脱皮した気分。さぞ清々しかっただろう。日本はどの道を選択するのだろう。あすはそれを決める歴史的な日となる。写真上=千里南公園で冬もがんばるセージ、下=同植え付け早々のパンジー。
虐殺の記憶留める冬樹の芽 昇龍子
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ノーやん
fm
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