先日の資本論学習会で第7編資本の蓄積過程を輪読していたら、ルターが高利貸しの大罪を告発し「グルデン貨幣ほどのカラスによって喰われて当然」と述べている話が注にあった。カラスは歴代悪の権化なんや。ルターとマルクスの証言でがぜん勇気が沸いてきた。午後、千里図書館で「戦後生まれの俳人たち」(宇多喜代子著)を借りる。
ところで、きょうのまちの雑草学は、ハコベとヨモギ。ハコベはチューリップを植えているプランターにあらわれた。学名ステラリア。スター(星)に由来する。茎の片側に細かい毛が根元方向に向かって生える。水滴を根元まで導く構造や。水分の少ない冬の都会にぴったしや。繁殖の仕方も虫を介在せず自家受粉する。夕方花を閉じるとき、雄しべが真ん中の雌しべに集まって花粉を雌しべにつけるんや。種子の表面には突起がいっぱいありあちこち拡散する。ナデシコ科の2年草。花弁は5つ。
ヨモギもちはぼくの大好物。子どもの頃ひな祭りのときにはたいがい頂いた。カキモチにもした。小川の土堤で摘んだ。そのヨモギ、いまはわがまちの道路わきに茫々と生えている。キク科なのに花は地味で、風が花粉を運ぶ風媒花。葉裏は毛が密集して白く、一本の毛が途中二本に分かれる。T字毛とよぶ。ロウを含み水分を逃がさない。お灸にもぐさを使うのはロウを含みじっくり燃えることができるから、という。人に有用な植物ならだいじに扱ってやりたいな。
目白の餌いまはむかしの繁縷かな 龍尾
(写真上プリムラ・ジュリアン、下お多福南天)
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ノーやん
fm
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