朝、千里局花壇へ。きのうも紹介したが純白のエラブユリの花がらを摘む。エラブユリはいまこの花壇の「女王」といってよい。鹿児島県の奄美諸島・沖永良部島からきたユリ。わが家の出窓では伊豆諸島の「サネトモユリ」が蕾をつけているが、エラブユリも咲かせたい。
施設北側のシャドウ・ガーデンには、クリスマスローズやホタルブクロ、ギボウシ、そしていまは紫陽花が主役で咲きこぼれている。ルビーのような花のかたまりをもち外側にも花をつけている紫陽花はなんという名前だろう?「これガクアジサイではないですか」。Kさん「ヤマアジサイと思いますよ」。ベテラン園芸家が持ち込んだ花。当人に聞けば分かるのだろうが二人とも同じことを言っているような気もする。新しい花を見るたびにぼくは、花の名前を聞く。
10時前、帰宅して、きのうリーダー会から持ち運んだマリーゴールドとジニアの苗を花壇に植え付ける。花壇の半分ほどは空いている。育苗中の第二陣、第三陣と植え付ける予定。5年前のヒマワリの種も試しに10粒ほど播いた。発芽しなければ去年採集した種を播く。
昼から千里図書館で渡辺茂著「鳥脳力」を借りる。梅雨の晴れ間の交わす会話は「よう降りましたな」。梅雨も人もひと息つく。
紫陽花や帷子時の薄浅黄 芭蕉
画用紙に写し取りたし額紫陽花 愚句
山紫陽花名を知らずとも花植える 同