ノーやん日記パート2

DDT

画像 きょうも寒く、朝のあいさつ言葉は「寒いですね」。ブルブルしそれ以上言葉をつなげない。わが眼はおのずと半眼。

 右眼のチクチクをこらえ昼過ぎまで用事をすます。昼は握り飯をほおばり、午後、愚娘の部屋の畳下のDDT除去に力仕事をする。

 愚妻が新聞かなにかでDDTの危険を知ったのだろう。「おとうさん、畳を上げてDDTを除くの手伝ってくれる」「そんなこと、はよから分かってるがな。レイチェル・カーソンいう人が警告してるよ」「そんな理屈はええから娘の部屋のDDTとって」。というわけで、マスクをして、重い家具を動かし、畳をめくり、よいこらしょ。眼がチクチクする。力仕事は夕方までかかる。DDTは掃除機で吸い取り、ごみ袋に入れる。

 ボランティアの仲間から電話が入る。「3月の例会止めましょうか」「そうしましょう」。各種ボランティアグループも句会も半年近くご無沙汰。この春にはなんとか復帰できるようにしたいもんや。愚老の脳の退化に抗って。

沈黙の春やいまごろ畳剥ぐ 愚句
DDT戦災孤児は知っている 同
薄氷の池に踊るや鴨親子 同

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさんコメントありがとうございます。DDTというと戦災孤児に進駐軍の衛生兵などがぼくらと同年代の坊主頭に振りかけているニュース映画のシーンですね。いまどうしてるんでしょうね。気になります。
fm
DDT! 戦後進駐軍のお達しで、DDtを頭に散布していただきました。懐かしい!
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