ノーやん日記パート2

雷雲俄かに雨ふらす

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 雨。風強く降ったり止んだり。「風が強いですね」「自転車、お気をつけて」「ありがとうございます」。同じ棟の女性から。風で転倒しないよう気いつける。千里北町の上り坂は追い風で助かった。合羽をもって出たが昼間は雨がやみこんどは合羽をを着て坂道を下った。河出書房新社の「松尾芭蕉」を読み返す。山口誓子の「芭蕉の再認識」や金子兜太の「『細道』管見」が面白い。誓子は「芭蕉の俳句は過半悪句駄句」と評した正岡子規の「芭蕉雑談」を裏返す短文。兜太は、芭蕉を求道者のようにお堅い元祖と見る風潮に、いやいや芭蕉もエロチックな句をつくっているよと言わんばかりの「管見」をなさっている。昼はそうめん2把。

 午後遅く、梅田まで外出。家を出た時は晴れていたが、南千里の駅に着いた途端遠雷が鳴る。と、急に暗くなって雨が落ちだした。風と雨がホームへ吹き込んだ。ほんの10数分間のできごと。梅田のヨドバシカメラ前で辰巳コータロー、山下よしき両参議院議員と志位和夫共産党委員長の演説を聞いた。困った人を絶対ほっとかないという身体ごと共産党になったコータロー、反戦平和の党の歴史をわが身に叩き込んで成長するよしき、そして、堂々と日本社会を大改造する情念を感じさせる志位さんをみた。日本の安心を託せる人間像。嘘がない。この目でみた。活字では伝わらない生のパッション。願わくば、このパッションが雷雲のように列島にあまねくとどろき渡ること。
          だるそうな雷鳴駅へ雨走る 昇龍子
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