俳人宣言をして1年4カ月経つ。修行が疎かになってきたように自戒する。振り返って思うに、句は滑稽の極意を探求する文芸ではないか。きのうの句会で何人かの人が「俳句はむつかしい」と呟いたことが心に止まる。同感なのだ。
正岡子規の「墨汁一滴」を読んでいて、ふと目に止まるくだりがあった。「一本の扇子を以て自在に人を笑はしむるを業とせる落語家の楽屋は存外厳格にして窮屈なる者なりとか聞きぬ。…我俳句仲間において俳句に滑稽趣味を発揮して成功したる者は漱石なり。漱石最もまじめの性質にて学校にありて生徒を率ゐるにも厳格を主として不規律に流るるを許さず。…俳句界第一の滑稽家として世に知られたる一茶は必ずまじめくさりたる人にてありしなるべし」。人を笑わせる人はくそ真面目人間やでえ。というお話。なんとなくわかる。
わが輩の人はなんで笑うのかという探求、いまいちマトが定まらぬが、だんだん分かってきたように思う。お昼は即席ラーメン。ハム一枚、ネギと擦り胡麻をを振りかける。(写真上=北千里の雪柳、下=千里・樫ノ木公園の彼岸桜)
俯くな彼岸桜よ灯なくとも 昇龍子
龍天に昇る心地ぞ春の水 同
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ノーやん
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