二度目の積雪

　24日の朝、大阪の市街地にまた雪が積もった。地上は1～2センチの感じだが自動車の屋根を見ると４～5センチに見える。ネットのニュースを見ると、きのうは関東地方に春一番が吹き、けさは東北地方に発達した低気圧の影響で強風が吹き荒れ新幹線が止まったという。西日本も米原あたりの積雪で東海道新幹線が徐行運転しているそうだ。日本列島はちょっとした天候の異変でよく生活の足がもつれる。坂の多いわがマンション街も車や自転車はきょうは危ない。歩いて用事を済ます。「こんな雪つづき珍しいですねぇ」「風が冷たいですから風邪など引かないよう気をつけてください」。そのことばが身に沁みる。人間の心はあったかい。「おっとっと」。道路のところどころ雪が残っていて滑りそうだ。マンションの吹きさらしの階段の踊り場ではつるり靴が滑った。
　きょうは日曜日なので子どもたちが朝早くから小さな雪だるまづくりや雪合戦にうち興じている。カラスたちは、夜明け前から「カァカァ」と（こんどはハシブトが）2羽ほど鳴きだしていた。日が昇ったころにはハシブトが２羽電柱の上に止まっていた。群れなすようすはない。単独で空をふわぁ～り長閑に飛んでいたかと思うと松ノ木のてっぺんにひょいと止まる姿もあった。わが花壇のパンジーたちは、朝のうち冠雪していたが昼過ぎには日差しで解けてもとの元気な姿を見せた。午後からホームセンターでホースにつなぐハス口を買う。「お客様へ。最近カラスによる被害が続出しています。ご注意ください」の張り紙に目が止まった。園芸品の店員さんに聞いた。「この張り紙はどういうこと？」。「店の苗が被害にあってるんではないんです。お客さんの持ち物が盗られるんですよォ」。「あぁそうですか」。また、カラスのことが気になりだした。途中出くわすカラスの嘴をみては「あぁお前はハシボソか」などとつぶやきながら、1000円の理容スーパーで散髪して帰宅した。
雪だるま笑福亭の門前に　素十