ノーやん日記パート2

いちばん桜

画像
画像
 晴れ。「きょうは温いですね」。ほのぼの笑顔になる。桂米朝師の「米朝よもやま噺」を読む。面白い本。米朝師の交友関係、俳句のこと、親しかった演芸家の素顔、弟子のことなどじつに話題豊富で博識である。記憶力のすごさに驚かされる。「人間国宝」というと雲の上の人のように思いがちだが芸にはきびしくても気さくなお人柄がうかがえる。俳句は小学校の時から宝井其角の「名月や畳の上に松の影」などおぼえたという。東京の文化人仲間でつくる「やなぎ句会」に加わり、俳号八十八(やそはち)で出句していたという。本書にも「春の雪誰かに電話したくなり」など秀句を紹介している。

 午後、千里南公園へ。おっ!桜の木に白いものが見える。開花や。ついにきたで。桜前線。いちばん咲き。近づいて見る。ういういしいね。嬉しさいっぱい。乾杯したくなる。四阿に回る。柳が新芽をゆらゆらさせながら土筆ん坊ほどの花を咲かせている。あちこちタンポポも咲きだした。春が満ちてくる。

産声に似たる桜のいちばん咲き 愚老
枝垂れ芽に目立たず揺れる柳花 同

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ありがとうございます。鶯がいるところに梅があるとは限らないですから昔の風流人がともに春の先駆けとして取り合わせたのでしょう。
fm
桜はまだまだですが、鶯の声を聞きました。幼稚な質問ですが、鶯がいるのは梅ノ木があると考えていいのでしょうか?

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}mikomaiさん、ありがとうございます。被災地の方たちにも元気を届けたいです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事