ノーやん日記パート2

静かな花賑やかな花

 晴れ。きょうも金子兜太さんの「中年からの俳句人生塾」を読む。読みながらゲラゲラ笑う。俳句は桂信子さんのように凛として美しい句もあれば金子兜太さんのような豪放磊落な人間丸出しの句もある。面白い生きざまを学ぶ。花もいっしょ。静かな咲き方をするのもあれば賑やかに咲くのもある。

 兜太さんの「霧に白鳥白鳥に霧というべきか」。この句はことしの現代俳書カレンダーの表紙になっている。なんやこれ不定形で、と疑問に思っていた句。「朝の目ざめぎわの夢に、白鳥と霧のとけ合った幻想的な美しい映像を見ていた」ときにできた句らしい。そりゃわからんはずや。あるある似たような夢の体験。また笑った。一見突拍子もない句。ぼくにもできそうな気にさせてくれる。しかしよく読むとスキがない。文字と神経を研ぎ澄ませてつくった句であることが分かる。詩の魂がやどっているように感じる。

 俳句は頭でつくるもんやない。全身で作る。それも人生体験に重ね合わせて。そこに真骨頂といおうか真髄があるんやな。ちょっと悟りを開いた気になる。You tubeでシャンソンの「詩人の魂」を聴く。別府葉子、原よし恵、岸よう子、ジャクリーヌ・フランソワ、碧川るり子の歌。五人五様や。あえていちばん心に響いたのは原よし恵さん。詩人になりきって歌っていた。人生なにごとも修行やぞ。(写真上中は千里局花壇のランとクリスマスローズ、下マンションのフリージヤ)
               蜂ひとつうるさく臭いつきまとう 龍尾
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コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}ぼくもYou Tubeでモーツアルトのバイオリン協奏曲を聴きました。いいですね!モーツアルト。
fm
モーツアルトの名曲聞かせていただきました。すごい連中を揃えましたね。カナダでパールマンを聞く機会がありましたが、カナダの主要産業であるストライキで市の会場が閉鎖され聞けませんでした。
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