ノーやん日記パート2

春の七草

 芹なずな御形はこべら仏の座すずなすずしろこれぞ七種。 南北朝時代の国文学者で歌人の四辻左大臣が詠んだとされる。この七草の粥を正月7日の朝に食べるという行事は平安の初期、中国から伝わったものだそうな(植物友の会編「実用植物事典」)。なずなはペンペングサ、御形はハハコグサ、仏の座はタビラコ、スズナはカブ、スズシロはダイコン。カブとダイコン以外は野草である。昔はこの七種の若菜を整えて生土神や祖先に奉り、食すると疫病を免れるという説と気力を増し、命を延ぶることができるという神霊具現の説とが伝えられてきたという。我が家では七草粥はしなかった。
 スズナ、スズシロ以外は生態観察同好会で習った雑草である。雑草を食べる気にはなれない。市販の七草には雑草は使わないのだろうけど。千里の花壇にでかけ、ことしはじめての水やりをした。ここしばらく雨が降らず土も乾いている。菜の花が咲き始め、エラブユリが芽を出している。パンジーは元気に開花している。寒の最中、自然は春を告げつつある。サザンカの生垣にメジロがきて花の蜜を吸っている。サザンカの花びらを掃いてきれいにした。
 七草粥を食べる代わりに朝、千里みどりのさんぽみちを散策した。千里ニュータウンのど真ん中を北から南まで約7,4キロにわたって遊歩道が整備されている。三つの区間ごとに歩行カロリー消費量まで表示されている。現代人向け健康保持に恰好の散歩道といっても良い。クロマツ、クスノキ、ケヤキ、ナンキンハゼ、ソメイヨシノなどの高木から低木のカンツバキやヒラドツツジなどまでいろんな植物が植えられ人や車の走行も忘れさせてくれる。この日は5キロほど歩いて正月に蓄えたカロリーをちょっぴり消費した。
すずしろや春も七日を松の露 鳳郎
 
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