診療は午後1時をすぎていた。家へ帰って昼食をつくっていたら2時を過ぎる。思い切って外食する。讃岐うどん店で釜揚げを一桶注文する。土生姜と刻みネギが食べたかったんや。10分待ったが腰がありもちもちと歯ごたえがある。シンプルでうまい。店内に讃岐うどんの製法に「土三寒六常五杯」という教えを張り紙していた。「土」すわち「土用」の夏には塩一杯に水三杯を溶かして麺を練る。「寒」すなわち冬場は塩一杯に水6杯、春・秋は塩一杯に水五杯の割合で麺を練るのだそうな。日本人は四季の変化に敏感である。食べ物も同じ。先人の教えはいまも生きている。
讃岐うどんに満腹した後、二ノ切池公園のバラ園に立ち寄る。根の瘤や枝の棘が鋭くオブジェを描いている冬枯れの中に一輪まっ白い蔓バラの花を見つけた。段々畑のバラ園を這い上って写真を撮る(写真上)。服のあちこち棘がひっかかる。蕪村の「春風馬堤曲」を思い起こす。ついでに公園内のバードハウスによってインコウを撮る(写真下)。
瘤つくり真白き一輪冬薔薇
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ノーやん
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